過剰な反応したことをツラツラと書いてみた。

○前文
私が時々噴き上がる。
それは頑張って来た人より頑張って無い人が優遇されていたり、苦痛に耐えて来なかった人が優遇されていたのを見たり感じた時だ。
下駄を履かされているのを見たり感じた時にも同じ気持ちになる。
不平等を感じ、それを不平等だと当人や周りが感じていない時に物凄くモヤモヤした感情が湧き上がる。
当人や周りが自覚的でありそれをきっちりと言葉や態度で示していれば逆に向こうは向こうで大変だろうから頑張れよって思える。だから逆に付き合いのある中小企業さんの2代目とかで現場で汗を流していたりする同世代や若い子を見ると助けたくなるし、やれる範囲で助けるようにしていたりする。

まあつまり底辺や地べたで逃げれない環境で必死に理不尽や不平等に耐えながら働いてる人についての配慮や慮りがあるか、それが無いとイラッとしてしまうのだ。

それぞれの職域や責任において、その責務を果たす。これが私が求めているものであり、それは職域や責任を負えない人間には冷たい世界を求めているのかもしれない。

今回、10年引き篭もり、40万円問題で過剰に反応した背景について、以前書いた話も含めて背景を話しておきたい。
そして私が何故非正規労働者問題について語るのかもこれを読めば伝わるだろう。

駄文だがツラツラと書いてみることにする。
以前に書いたこともあるので重複になる部分があることは許してほしい。
文章を書くのが苦手なので上手く書けていないことは許してほしい。

○事務派遣時代の理不尽な経験

私はやはり派遣時代に悔しい思いをしてきた。
生産管理時代、正社員と同じように担当ラインを与えられて各工程の生産順番、検査順番、出荷順番、出荷先、設計に対しては検査仕様や設計仕様の日程の調整していた。一品一仕様であったので、深夜まで調整することもあった。
正社員が休みがちになったラインの面倒を見ることもあったし、その社員が全く来なくなってからはそのラインを専属で見るようになった。そのラインは生産品にプラスして客先や外注メーカーから来たものを取り付ける工程があるため、ライン管理が複雑になり、調整が非常に困難であった。
故に前任の正社員さんは上手く回せなくなり心を病んで居なくなったんだと思う。
そこを私は派遣ながら任され、完璧とは言えないまでもかなり上手く回せていた。
はっきり言って功績を上げた。
しかしシステム変更で全てのラインの部品の調達などが回らなくなったタイミングで私も回せなくなったことがあったのが影響したか分からないが、私も正社員にはなれなかった。まあ、唯一私が結果を出せなかったタイミングはそこしか無いので原因があればそこしかない。まあ、その辺りの経緯は知らんが正社員になれなかった。
前任者は休日出勤などをラインにさせていたが、私はなるべくさせないようにしたし、譲るべき所は現場に譲ったし、営業マンにも色々と配慮したことをした。
結果も出したし、誰よりも働いた。
ラインを守るために部品を取りに車を走らせたこともあった。ケーブルを取りに行ったこともあった。
深夜作業になるような無理させる現場には箱でカップ麺やお菓子を届けたこともあった。
しかし正社員になれなかった。
仕事がやれない正社員やすぐに逃げ出す正社員がいる中、ボロボロになってもやった派遣。
何なんだろうと私は打ち拉がれて1人涙を流したことがあった。
彼女と別れたのもその辺りだった。
頑張っても報われないし理不尽が罷り通る世界への怒りや怨念が溜まり出した最初であった。
今でもその会社自体への恨みは抱えており、働いて世話になった人には感謝してるが、採用しなかった会社に対しては怒りを感じていて忘れてはいない。
私が居なくなり後任で来た〇〇部だからと入って来たコネだと思われる正社員さんは上手く回せるはずも無く、ラインが崩壊したと仲良くしていたパートさんから後日聞いて、ざまーみろ!と思ったことは付言しておく。

○引き篭もれなかった私。

生産管理後、私は働かなかった期間が半年ぐらいあった。それはあまりにも理不尽過ぎて社会が嫌になったのが、しかし当時は実家にもいたので、親が許すわけが無い。金は毎月入れていたものの、働かないなら出て行けと言われたので、再度働き出した。
メンタル的にはボロボロになっていたが、働き出した。働かざるえなかったのだ。
なので、引き篭もれるのは恵まれていると正直なことを言うと思ってしまう。これはそれぞれの事情があるのは分かる。しかし薬を飲みながら必死に働いている人も沢山いるのを知っているので、そちらに対する配慮無しの言葉にはモヤモヤしてしまうことは付言しておきたい。
ちなみに私は親にはクズでダメなこんな奴を育ててくれた感謝しかないので親を恨んでいたりしないことは言っておく。

○技術派遣時代の理不尽な経験

生産管理をしてきたが、生産管理だと手に職が付かないとなる。故に私は技術を身につけたいと考えて技術派遣になった。
最初は全く分からなかったが、やり方が分かり出した派遣先二社目からはかなり上手く行き出した。
不良率が高いラインだったので不良率の集計、具体的な発生理由の調査、実際に改善させるために必要な方法の考案とその説明、改善の手配や工事、その後の検証などをやり、毎週会議の主催、その後の議事録の作成や展開も行った。
また、デカい設備改善については部長などの承認も必要なので、そのための資料作成や説明すら行い予算確保もした。
また品番追加対応では私と一緒に働いていた若い派遣の子で導入から調整、生産能力調査、完成、その後の各課の部長課長への報告までやった。その後は改善もやった。私は加えて同時に正社員中心で立ち上げていたラインで上手く回らなくなっていた所の支援に入り、現場から話を聞いて改善した。また、元々は改善で見ていた先程のラインは引き続き面倒を見ていたわけで、正社員さんより担当ライン数も改善での結果を出した数も、アウトプットの数も多かった。
深夜まで働いたこともあるし、夜勤でトラブった時は駆けつけて対応した時など感動すらして貰った。
要は信頼のために色々とした。
しかし、派遣から正社員になるルートが無く私が正社員になれることは無かった。
後任で来た正社員さんに色々と教えたけどやる気ぐ見えなくて、課長にやる気が見えないので担当させて良いのか心配だと言うとそれぞれ仕事に対する考え方が違うからと言われた。私らにはめちゃくちゃ要求して来たのに、え!とは思ったけど、そんなもんかと残念な気持ちになったのはいまだに覚えている。
しかし、品保の課長さんにはやま、君達が正社員になれないのはおかしい、ごめんなと謝られたし、私を正社員にしようと動いてくれたおっちゃんの係長さんにはいまだに感謝している。私が今他社ではあるが正社員になれたのはこういう言葉を言われて自分に自信が持てたからだ。

派遣でも仕事がやれていた。しかし会社によっては認めない。なら認めてくれる会社を探す。ずっと派遣は嫌だと思い、探したからだ。

期間工の人達とも仲良くしていたが、期間工は正社員になるルートが整備されていた。しかしそこもまた優秀な人が採用される世界では無かった。
班長補佐をやれたり設備トラブルを対応できるような子は採用されず経歴が綺麗なだけな子ばかりが採用されていた。会社を一度辞めたことがあることが不利になる理由が私には分からないが、積極性があり生産ラインのために働いていた人が採用されない理不尽を見てしまったのだ。
ある子からは焼肉屋で話を聞いたが悔しいと涙を流していた。私も彼が生産ラインで班長が居ない時に班長代行で働いていたのを知っていたし、彼の指示でしか働けない子が採用されたことに怒りを感じていたので、一緒に理不尽な経験を飲みながら話したのを今でも忘れないだろう。
彼以外にも仕事がやれる期間工が採用されず繰り返しになるが経歴だけが綺麗な子ばかりが採用されるクソみたいな理不尽は今だに忘れないだろう。
先日久しぶりに彼らと呑んだが、その1人が自分正社員になれるかなとポロっと言ったことは今でもはっきり覚えている。

このタイミングではコロナ禍も起こり、期間工の人達は守られたのだが、周りの派遣社員、私が面倒を見ていた派遣さんも軒並み満期切りで居なくなった。私も満期切りになりかけたが、新ラインの立ち上げには必須ということで、若い子と2人は残された。そこの工場で派遣で残れたのは2人だけだった。
誰も守ってくれなかったし、現場からはあの派遣君は必要だという声もあったようだが、無視され、組合は全く動かなかった。
私が組合に対して不信感を拭い切れないのはこの経験をしたからだということは言っておきたい。
しかし同時に組合は労働者を守るために必要なことは更に付言するし、必ずしも敵対してないし、正社員と派遣が互いに尊重し合いながらやれる道があると私は信じている。

○最後に

私は、頑張っても報われない。私より働いてない人が優遇されてめちゃくちゃ高い給与をもらっている、ボーナスが出るとかそういう理不尽な体験をして来た。身体に染み付いているぐらいそれぐらい拭い去れないものを抱えてしまっている。

それはもう言葉にできないぐらいのモヤモヤしたものである。
どうしても過剰に反応しがちになるので、周りから見て異様だと思われているだろう。
まあ、しかしここで書いたように私には忘れることができない報われない経験をしてしまったことが背景にあることを知って頂ければ幸いである。

まあ今回については私が悪い。
過剰に反応したことは理性や理屈を考えるなら良くないのだろう。
しかし私以外にも同じように反応した人がいたことを考えてみてほしい。
彼らは必ずしも常に悪い人であっただろうか?
そうでは無かったはずだ。
そういう人も含めて過剰な反応を起こした。
それを良くないよねと説教を言ったり、それに対して怒るだけでは何にも解決には向かわないはずだ。
良き仲間であり、良き労働者、良き人が何故?
これを考えるきっかけにしてほしい。


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