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【#DraftRank21】第6回結果、プロ志望届提出前最後のランキング!

どうも、やまけんです。
8月30日から、「ファンが選ぶドラフト候補ランキング」(#DraftRank21)の第6回を実施させていただきました。今回は、その結果をご報告させていただきます。

※本イベントの詳細および前回の結果についてはマガジンにまとめてありますので、お読みいただけると幸いです!

※今回までが選手の進路希望を考慮しないランキングです。次回行われる最終のランキングは、高校生と大学生はプロ志望届提出者のみが対象となります!

投手編:甲子園に出場した高校生投手の評価変動は?

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夏の各都道府県大会終了後に行われた前回のランキングでは、風間球打(ノースアジア大明桜高)投手が1位となりましたが、今回のランキングでは第1回から第4回まで1位だった佐藤隼輔(筑波大)投手が1位に返り咲き、風間投手は2位にランクダウンしました。

秋田県大会で世代最速の157キロを計測した風間投手には甲子園でも高い期待が寄せられましたが、二回戦で高知県代表の明徳義塾高校に敗れ、甲子園を去ることに。

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最速152キロを計測し、投球回数を上回る三振を奪うなど甲子園でも持ち味を発揮した一方、被安打率や与四死球率は高く、当初期待していたほどの圧倒的な投球だったかと言われると微妙な結果に終わりました。それでも各球団からドラフト1位級の評価を受けるなど、今年のドラフト会議における目玉選手の一人であることには間違いありません。

このほか甲子園に出場した選手の中では、秋山正雲(二松学舎大付高)投手が前回の47位から大幅に順位を上げて22位にランクアップし、甲子園優勝投手となった中西聖輝(智弁和歌山高)投手や最速150キロを計測した滝口瑠偉(日大山形高)投手らも新たにランクインしました。
各選手の希望進路次第ではあるものの、今回評価を高めた高校生投手は次回行われる最終のランキングの50位以内にも入ってくることが予想されます。

そして再び1位の座に返り咲いた佐藤投手は、ランキング終了後に行われた9月11日の首都大学リーグ秋季開幕戦において自己最速となる152キロを計測。しかし同日の試合で負傷降板するなど、心配なニュースも入ってきてしまいました。

実力は申し分ないだけに、怪我による悪影響がないことを祈るばかりです。

野手編:甲子園2HRの前川の評価変動は?

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野手では、持ち前の打撃でチームを準優勝に導いた前川右京(智弁学園)選手が前回の17位から7位にランクアップしました。春先から不調気味で不安視された時期もありましたが、甲子園では決勝までの6試合で打率.4552本塁打と文句のつけようがない成績を残し、プロからの評価が再浮上。上位指名も見えてきたと言えるでしょう。

前川選手の後ろを打ち、同じく4割以上の打率を記録した山下陽輔(智弁学園高)選手も33位から22位にランクアップ。プロ志望届を提出すれば支配下中盤での指名があってもおかしくない位置付けと言えそうですが、仮に大学進学を決断するのであれば4年後のドラフト1位を目指してほしい選手です。

この他には、前川選手と同じく甲子園で2本塁打を放ち、キャッチャーとしてディフェンス面でのアピールも光った中川勇斗(京都国際高)選手が24位に、打率.500の大当たりでチームを優勝に導いた宮坂厚希(智弁和歌山高)選手が36位にランクインするなど、新たなタレントが加わりました。

また、投手として35位にランクインした代木大和(明徳義塾高)選手が26位に、47位にランクインした阪上翔也(神戸国際大付高)選手が43位にそれぞれ野手としてランクインし、見事に"二刀流"としてのランクインを果たしました。両選手とも、プロに限らず今後のステージで投手としてプレーするのか、それとも野手としてプレーするのか、はたまた二刀流で続けるのか、その選択に注目が集まります。

番外編:この夏印象に残った球児たち

高校生は夏の甲子園が終了したため、この後大きく評価が変動することはないかと思います。
ここで、ランキングの作成に協力していただいているメンバーの皆様に、この夏印象に残った高校生選手(甲子園出場・未出場問わず)を挙げていただきました。

ARAさん

松本龍哉(盛岡大付)
強力打線の中でも、彼に関しては4年後のドラ1を見ていい野手だと思うので、進路に関わらず注目していきたいです。

黒川怜遠(星稜)
史陽(智弁和歌山→東北楽天)の弟。同チームの中田達也にも引けを取らない素晴らしい打撃をしています。身長が170未満、左投左打と現時点での拡張性は低いですが、その分打撃に振ってる感じなのでそれを楽しみにしようと思います。

横山大悟(立教新座)
外野ですが、三拍子が高いレベルで揃ってるのと、選球眼が良いので、上のカテゴリでも活躍が期待出来そうです。

太田拓夢(島田商)
静岡大会を掘ってて目を引いた捕手。182cmありながら脚が速く肩も良かったのと、ファールだったもののエグい打球飛ばしてたので少し調べたら、体力テストは2年連続満点、スイングスピードも現時点で152とプロでも中程度といったアスリートタイプの選手でした。育成なのか進学なのか、どちらにしてもじっくり育てるチームに行って欲しい選手です。

にぺさん

市川祐(関東一高)
元々いい投手だなと思っていましたが152キロを記録した事でワンランク上がった感じがしました。

たばすこさん

岡本陸(専大松戸)
高校生にしてはかなり豊富なコマンド、コースを間違えない制球力、伸びのある真っ直ぐも146キロまで出るようになってて、攻略は簡単では無いように感じました。プロに入るならコレという物が欲しいかなという感じです。プロでも通用する自分の武器というものを身につけてもらって4年後是非ドラ1でプロに入ってきてもらいたいです。

皆川岳飛(前橋育英)
もともとのポテンシャルでいけばこのくらいの評価(今回のランキングで野手15位)が妥当だったのかなと個人的には思っています。チームが早く敗退してしまったり、ケガもあったりしてなかなか目立った活躍が出来なかっただけに夏の大会の活躍は目を見張りました。お兄さん(喬涼、中央大4年)が進学していることもあり、進学な気がしますが、今後とも注目したい選手です。

拓海さん

桐山優(成田)
木更津総合戦で魅せた再三の好プレー+JK(準備確認)、島田舜也相手にしっかりと四球を選んだりバントをしっかり決める等仕事をしっかり果たす職人肌。

秋元俊太(木更津総合)
成田戦や中央学院戦での先頭打者HRが象徴するように積極的なバッティングと俊足、守備でも無難にCFを守る。

木村旭(東海大市原望洋)
長身でもない140台を常時出せるエンジンがある訳でもないスライダーやカットボール、100キロ台のカーブ?で打者を牛耳る好右腕。4年後楽しみ。

てるさん

作新のレギュラーキャッチャー渡邊翔偉とピッチャー佐藤優成に、「今年戦ったバッターで、どこ投げても打たれそう感あるバッターは?」と聞くと、2人とも揃って高松商の浅野翔吾(2年)と言ってました。
投手では、木村大成(北海)のスライダーは消えたそうです。バットにすら当たる感じがしないほどのキレだそうです。
後は木更津総合の山中海斗の名前も出てました。

そして、私からも何名か挙げさせていただきたいと思います。

味谷大誠(花咲徳栄)
甲子園で中川勇斗(京都国際)の評価が浮上しましたが、もし花咲徳栄が今夏に出場していたら味谷も中川と同等の評価を受けていたかもしれないと感じました。
スローイングの速さと正確性は高校生トップクラスで、今後も十分武器として扱えるレベル。打撃も本塁打こそ少ないものの対応力が高く、足もあります。最後の夏の敗戦を機に、上のステージでさらに勝てる捕手に成長していただきたきたく思います。

粟飯原龍之介(東京学館)
まさか地元のシニア、高校からここまでの選手が生まれるとは正直思ってもいませんでした…。
実は一度だけ練習試合の様子を拝見させていただきましたが、打席での佇まいが高校生離れしており、痛烈な打球を連発していた姿が印象的です。
プロの指導者との巡り合わせ次第ではさらに大きく成長する可能性も秘めており、更なる飛躍に期待を抱いています。

吉野創士(昌平)
下級生時代からこの世代で名を馳せていた選手。
春に一度見に行った際に、スイングスピードや打球角度などのロマンはある一方で穴も大きく、守備なども含めて時間のかかる素材だと感じました。
しかし夏の大会では春に比べてスイングがかなり良くなっており(依然改善の余地は残されていますが)、確かな成長を感じ取ることができました。
高校生の中でも特に完成形を想像しにくいタイプですが、素材としてのスケール感は随一であり、このスケールを保ったまま大きく成長してほしいと願います。

次回:いよいよ最終回!ドラフト直前に結果公開!

今年度のNPBのプロ志望届提出期限は9月27日となっており、最終となる次回はプロ志望届の提出締め切りを待って開催します。

高校3年生の主要大会は終了しましたが、大学生は秋季リーグ戦が開幕しており、また社会人も11月下旬に開幕する都市対抗野球の代表決定戦が行われるなど、ドラフトに向けてまだまだ評価の大きな上下動があってもおかしくありません。

本イベントを通じて今年のドラフト候補のリサーチに役立てていただけると幸いです!


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