『モルヒネ100倍量で患者死亡』は医師だけが悪いの?薬剤師は責任を問われないの?
『モルヒネを通常の100倍処方で患者死亡』
今、このニュースが医療従事者の中でかなり話題になってますね。
これって処方箋を出した医師だけが悪いの?
結論から言うと薬剤師も処方箋の疑問点、おかしな点を見逃してしまうとちゃんと罰せられます。
薬剤師っているの?って思っている人にこそ読んでほしい。
薬局でお薬をもらうとき、「医者に話した」「医者が出した通りに出せばいい」って言う人や、何も答えてくれない人がたまにいます。
こんな人は本当に重大な医療事故に繋がる可能性があることを知っててほしい。
このニュースのように。
下手したら死ぬんやで?
今回のニュースの件では明らかに量が間違っているので単純に薬剤師が見逃してしまっただけだが…
医師もひとりの人間であり、PCで入力したりとミスが生じる可能性のある場面はいくつかある。
医師が絶対にあっていると思い込んでいる人は特に気をつけて。
絶対なんて存在しない
名前は似ているけど、全然効果の違う薬が出てしまっていることも経験上ありました。
話をしてくれないと気づかなかったことで、ヒヤリとした。
ヒヤリとすること意外と現場いるとあるのよ。
薬剤師は医師の処方箋通りに薬を出すことが基本です。でも、それは
処方箋が適正だと判断した場合です。
量がおかしい、飲むタイミングがおかしい、飲み合わせが悪いなど違和感があった場合、薬剤師は医師に確認をしないとお薬は出してはいけないと法律でしっかりと決められています。
違和感の確認のために時間を更に取られて「遅いなー、いつまで時間かかってんの」って思うだろうし、早く帰りたい気持ちはよくわかる。体調が悪くて病院に来てるもんね。
でも早く帰って安全に薬を飲みたいなら、スッと話してくれるのが一番早いよ。
薬剤師もなんの説明もなく調剤室で問い合わせをして、患者をよくわからないまま待たせないこと。
患者もイライラするし、「薬剤師として仕事してるんだよ。」って恩着せがましいかもしれないけど、アピールもちゃんとしよ。
あと、
この人ちゃんと薬飲めないって薬剤師が判断した場合、薬を出すのを拒否することも認められているから気をつけてね。
それで暴言を吐かれても、法律上ではオッケーなんやから。
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