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中医学で更年期・アラカンに冬にエイジングケアを勧める理由と食べ物以外でできること

日本中を襲った大寒波の影響で宅配の荷物も受付を止めたり、配送が予定通りに届かないなどの混乱が起こっていたようです。

JRや高速道路にも様々な問題がありました。

滅多に雪が降らない地域では、経験したことのないことに弱いのが現れますが、そんな1月25日に、朝日カルチャーセンターくずは教室様にて、『人生100年時代のエイジングケア~自分でできる薬膳入門』が無事に開催されました。

「エイジングケア」とは、老化のスピードを少しでも遅らせるとか、その年齢相応の健康を保つなどの意味で、中医学がとても力を入れている分野です。

なぜ、冬の寒い時期にエイジングケアの講座を開催したのかは、たまたまではなく、あえて寒い冬に開催することには意味があります。

寒いと弱る五臓のシステム

冬に弱るというより、寒さで弱る五臓のシステムがあります。

それは「腎」です。

腎臓のことを指すのではなく、中医学で言われる腎にはもっと広い意味があり、人の一生の年表のようなものなのです。

生まれてから成長を続けるのは腎が成長していると考えられ、ピークを過ぎると少しずつ老化して行きますが、それは腎の老化です。

子どもにとっても腎は大切なシステムですが、ピークを過ぎた大人、白髪や腰や関節などの痛み、記憶力の低下などの老化を感じている更年期世代やアラカン世代は、腎の老化を少しでも遅らせることが中医学で言うエイジングケアです。

「腎」が寒さに弱いため、腎のケアをしなければ寒い季節に人は老化してしまうと考えます。

そのため、寒い時期に特に意識して「腎」のための食べ物を食べたり、「腎」を弱らせないための生活がエイジングケアになるのです。

食事以外でも外からも温める

「腎」が冷えに弱いと分かれば、温めることがまずできるケアですね。

✅温かい料理を食べる
✅冷やす性質の食材をあまり摂らない
✅お腹の調子を整えておく

等はそれほどハードルが高くないのでは?

お腹の調子を整えておかなければ「腎」のために良かれと思って食べた物が、消化吸収されないので、これも気をつけたいところです。

それだけでなく、「腎」と関わる部分を温めることもすぐにできる「腎」のケアです。

耳は、その一つです。

右の被り物は、USJで販売されているものですが、寒い時はのような耳まですっぽり覆うことのできる帽子があると温かさが断然違います。

ニットガイドとかトラッパーと呼ばれるものですね。

帽子を被ると髪の毛に癖がついてしまうため、帽子に抵抗がある場合は、写真左のイヤーマフラー(耳当て)が便利です。

首の部分に左右の耳当てを繋ぐ部分が来るので、上から抑えられてふんわりさせている髪を抑えつけることもありません。

耳だけでなく腰も「腎」と関係するので、腰を温めることも大切です。

腰にカイロを貼るなら命門をカバー

中医学では、命門の火は「腎」に蓄えられている、その人の命の炎のようなものと考えられています。

この火の勢いを少しでもアップさせるために、ここをカイロで温めることは寒さに弱い「腎」を温めることに繋がるのです。

食事だけで完璧にするのは難しくても、外からできるエイジングケアもあります。

この大寒波のピークはそろそろ終わりかもしれませんが、この後急に暖かくなるわけではありませんから、冬の間は「腎」のケアを、食べ物で内側から、カイロや耳当てなどで外側からと自分でもエイジングケアして行きましょう。

中医学では、腎が弱ると、アレルギーなどの自己免疫疾患を引き起こす可能があると言います

この後にくる花粉の時期を控えて、寒い時期は「腎」を弱らせないことが大切ですね。

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