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からだを冷やしたくないアラフィフがトマトの栄養を冷やさず摂る2つのポイント

土用が過ぎ昨日から二十四節気の立夏になりました。
この日から立秋(20221年は8月7日)の前日までが夏となります。

本格的な夏のシーズンと少しずれますが、この暦はもともと中国で生まれたもののため、その地方の気候に合わせたものなのです。

二十四節気にについては連続講座の『季節の薬膳(全五回)』で最初に説明しますよ。

昨日は夏日だったのに今日はそれほどでもない、または朝晩の気温は低めだけれど日中は暑いというのが五月の中旬頃までの気候です。

昨日はトマトをそのまま食べたらおいしかったけれど、今日は生で食べるのを躊躇うみたいな。

トマトは一つずつ買うのではなく、だいたい3個以上がパックになっていることが多いですよね。
毎日1個連続で食べられれば良いですが、万一寒い日が続くと食べずにそのまま傷ませてしまうことがあるかもしれません。

そうならないために、トマトを食べる時の2つのポイントがあります。

トマトの薬膳効果

夏野菜のトマトは、カラダの潤い補給とこもった熱を冷ますのが得意です。

体を冷やす性質を持ち、みずみずしさは汗で失った水分をすばやく補給する働きもあります。

薬膳では、トマトは口の渇きを潤し、暑気あたりにも良いとされています。
常温でも体を冷やすうえ、あれだけ水分が多ければ熱中症の予防に良さそうですね。

冷やす性質ではありますすが、胃の健康を保ち消化促進効果もあるとされます。
豊富に含まれるリコピンには抗酸化作用が多く、β-カロテンの2倍とも言われているのです。

なので、夏の日焼け対策にも効果的だと言うこと。
GWにバーベキューする時におすすめの食べ物を書いた先日のnote
でもこれについて触れたので、こちらの記事もお読みください。

トマトを冷やさず食べるポイント

トマトを冷やさず食べるには、トマトの持つ体を冷やす性質をなかったことにするプラマイゼロの方法を使います。

その1 温める性質の食材と合わせる

旬の甘いトマトは、生のまま食べるのが一番美味しいとは思います。けど、食材を生で食べるとその食材の持つ性質そのものをダイレクトにカラダに取り入れることになります。

そんな時は、トマトを他の温める性質を持つ食材と一緒にいただきます。

例えば、ドレッシングとしてお酢コショウを使えば、お酢もコショウも温める性質なのでトマトの冷やす性質が緩和されます。

サラダにするなら、水にさらさなくてもあまり辛くない新玉ねぎ青紫蘇などと一緒に食べます。

玉ねぎも青紫蘇も温める性質なのでトマトの冷やす性質が緩和されるのです。

その2 熱を加える

いくら調理しても、食べる時に冷えていたらカラダは物理的に冷えてしまいます。
特に冷やしたくない胃腸がダイレクトに冷えますね。
なので、温かい調理法で食べることが大切です。

例えば、ピッツァソース、カレーに入れる、パスタのトマトソース、ポークビーンズなど。

もっとお腹にやさしい料理と言えば、スープです。
中華の酸辣湯のようなスープですね。

お酢や唐辛子などを効かせた、酸っぱくて辛いスープは夏の薬膳の味になるのですよ。
温める性質を持つ唐辛子や胡椒、お酢などが使われています。これらの食材と一緒に使うことでトマトの冷やす性質が緩和されるのです。

スープと言えば、日本人には味噌汁があります。

トマトを味噌汁に入れると熱を加える調理ですし、味噌やかつお節という温める性質の食材と合わせるので冷やす性質が緩和されます。

出汁と言えば、カツオや昆布、干しシイタケが有名ですよね?

鰹節の出汁にはイノシン酸、昆布にはグルタミン酸、干しシイタケにはグアニル酸といううま味成分が含まれていることは有名ですよね?

なんと、トマトには昆布と同じうま味成分、グルタミン酸が含まれているのです。

なので、鰹節の出汁を引いたみそ汁の具にシイタケとトマトを入れるとイノシン酸+グルタミン酸+グアニル酸がすべて入ることで、うま味の相乗効果にだということに!!

トマトを味噌汁に入れる時は、煮方が少ないと酸味がまだ残るため違和感を感じるかもしれません。
くたくたになるまで煮ることがおすすめです。酸味が消えて旨みがぎゅっと出てきます。

まとめ

トマトがたくさんあるのに、気温が低い日、冷やしたくない時の食べ方は、温める性質の食材と合わせて食べることと、熱を加えて調理することです。

これから真夏に向けて、エアコンの効いた部屋に一日中いると生のトマトは冷やしすぎになることもあります。

そんな時はぜひ、冷やす性質を緩和させて食べる方法を思い出してくださいね。

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