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なぜかランドセルを買いました


「なんだかあっという間だったな、なんだか寂しいな」と感じる今日この頃。息子はもうすぐ1年生。

3月生まれなので「あと1カ月遅く生まれてたらまだあと1年保育園児で遊び続けてただろうに、1人で道とか歩かせてはいけない年齢とみなされていただろうに」なんて未練たらしいことを考えたりもする。

2年ほど前までは「早く大きくなってくれ、可愛いけれどとってもとっても可愛いけれど、もう身も心も限界だ」と気力も体力も消耗し切ったワンオペの日々を過ごしていたというのに。

指定されていない気がするけれどなぜだか普通にランドセルを選びに行って、先月買いました。世間ではだいぶと遅いタイミングらしいことにも疑問を感じつつ。
ランドセル風リュックという名が正式なのか、通称ランリュックと呼ばれているらしいものも今年あたりから登場したらしい。

要は、教材を持ち運びできる入れ物が必要なだけのはずが、なぜだか6年間使い続けるやたら立派で丈夫なバッグが今の時代も全国共通のようで。

別にランドセルじゃなくてもいいんじゃないかと言いたい私も、集団圧力に屈しなければ息子が虐められたり惨めな思いを抱いたりするのではと思い、普通に息子を連れてランドセル屋さんへ行きランドセルを買いました。

そもそも、意地悪や迷惑行為をしたわけではないのにふわっとした“みんな”や“普通”とは違うことが虐められる理由として成立してる感のある社会に私は幼い頃から疑問を抱き続けている。
抱くだけでなく、時にそんなことを口に出したことが子どもの頃にも大人になってからもあるのだが、
空気は凍りついて皆は徐々に元に戻った。
私だけ少し腫れ物と化した気もしたが、誰かが言ってた。それは気のせいだと。

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