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#4 コーディネート解説 ルック3

今日解説するコーディネートはこれです。
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outer:yohjiyamamotopourhomme
tshirt:yohjiyamamotopourhomme
pants:yohjiyamamotopourhomme
shoes:maisonmarujera

yohjiyamamotoのREPLICAシリーズ88-89awのセットアップです。

REPLICAは過去シーズンの復刻モデルを扱うラインです。

タキシードクロスを使用したセットアップでyohjiyamamotoでよく使われるウールギャバジンより黒が深い生地のセットアップです。

タキシードクロスは黒色がより深く出るので同じ黒のシャツやカットソーと合わせても差が出るので面白い着こなしが出来ます。

この様に同じ黒でも生地や織り方によって発色が違うので、コーディネートを組み立てる時に意識すると面白いです。

今回のコーディネートではジャケットにカットソーを合わせることでかっちりしすぎない事を意識しました。
また、ジャケット、パンツのシルエットがズートスーツらしい雰囲気があります。

ズートスーツは丈の長いジャケットに股上が深く太くテーパードがかかっているパンツを合わせるスタイルで30〜40年代にかけてアメリカのジャズ文化で流行したスタイルです。

なのでそれを活かし、サスペンダーを使ってズートスーツらしいスタイルを踏襲しています。

また、パンツの裾をブーツインする事で足元にかけてスッキリした印象を作っています。

ブーツインしないと下の写真の様になります。

こちらだとよりズートスーツらしい着こなしになるので、インナーをシャツにしたり、靴に派手な革靴を持ってきたりして着こなしを変えることが多いです。

前を閉めるとこの様な雰囲気です。

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アイテム紹介

outer

丈の長めなジャケット。
ポケット部分の皺が特徴的です。
ウエストもかなり絞られていてシルエットが綺麗です。
良い服はやはりシルエットが綺麗な物が多いです。
また、見た目以上に着る人のことが考えられていて、
そういう服は着るとすぐ分かります。

前述した通り、生地にタキシードクロスが使用されています。名前の通りタキシードに使われる生地で光沢感、黒の発色共に最高級です。
シンプルながら、雰囲気のある服で合わせるのは難しいアイテムです。

ただ、何度も言う様に黒が深いので他の生地の黒と合わせた時に違いが出ます。
ジャケット、シャツ、パンツ、(ベスト)で違う生地の黒のアイテムを使うことで変化をつけたコーディネートを作れるので重宝しています。

tshirt

yohjiyamamotoのパックTです。
袖先にロゴが入っているだけのシンプルなカットソーでyohjiyamamotoらしく少し大きめのサイズ感となっています。

レイヤードの1番下や、インナーとして良く使います。
一枚で着ても見え方が綺麗で年中使えるアイテムです。

シンプルなカットソーは使っている生地やパターンで見え方が変わるので、触った感じや見た目、シルエットを見て複数枚持っていると着こなしに困らないです。
生地によってはヨレが少なかったり、縫製の精度等もあるので長い目で見ると少し高い物の方が結果コスパがいい場合もあります。
ただ、高い生地は水等に弱い場合もあるので一概には言えないですが、、

気に入ったデザインや気に入ったブランドがあれば、そこのカットソーを一枚持っているだけで着こなしに色が出るので、買ってみるのもいいとおもいます。

pants

股上が深く、タックの入った太めでテーパードのかかったパンツ。
パンツのシルエットが綺麗なのでシャツをインしたり、丈が短めのアイテムを選ぶと綺麗に見えます。

タックが入っているということはその分生地分量を使っているので動いた時に動きが出ます。
なので全体的に生地分量の多い服を選んで重くするのか、それとも他を軽くしてパンツの動きを際立たせるかでコーディネートがガラッと変わります。

サスペンダーはパンツのシルエットを綺麗に見せるのに役立つ事が多いので一つ持っていると面白い着こなしを見つけられるかも知れないです。

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終わりに

今回はyohjiyamamotoのREPLICAシリーズのセットアップを使ったコーディネートを解説しました。

生地や、全体の生地分量を意識することでファッションの造詣が深くなるとともにコーディネートを考えるのがより楽しくなると思います。

これもシルエットや色味に並び、全体のバランスを考える上で大事な要素になるので是非意識してみてください。

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