暴徒に会ったらどうやって自分を守る

まず何故日本で暴徒とりわけ略奪を伴うものが少ないのかをお話しします。

瀬戸内海地方の一角に、秋になると散らし寿司、祭り寿司を大量に作る大庄屋があり、出来上がると村中の全ての家に配っていました。そして、この大庄屋の家は、百姓一揆があっても襲撃を受けることがありませんでした。

たとえそれが最低限度のものであったとしても、連帯の意識があれば、そこに略奪を行おうとする考えは浮かばず、日本にはそれがあります。

次に暴徒から身を守る件ですが、最近気になったことがあります。

動画を楽しんでいると、間にサバイバルゲームのCMが度々入り、それが印象に残ったのです。

押し寄せる大量の「暴徒たち」を手持ちの機関銃を乱射し続けて薙ぎ倒したり、焼き殺しながら逃走を続けるといったパソコンゲームでした。

銃社会に住む方であれば、当然の行為であるかもしれません。「暴徒たち」は実は人間ではないゾンビであったかもしれません。

しかし、非狩猟民族である私に、それは、ベトナムや中近東の戦場で繰り返された民衆への大量虐殺を想起させるものでした。

もし、本当に暴徒が存在するとしても、彼らもまた人間であるのです。

そして、暴動を起こそうとする気持ちを起こさずとも暮らせる社会の構築こそが、暴動から身を守る最善の方法であると愚考いたします。

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