五右衛門風呂のころ

湯道という映画を見ました。
最近の映画館には珍しくご年配の方が多くおられました。

その映画に五右衛門風呂が登場します。これだ。昔浸かってた風呂だ。
映画のように井戸水ではなく水道水でしたが。

それでも今思えば贅沢な五右衛門ぶろでした。
誤って鉄肌に触れると熱かったものですが。
けれど微量の鉄が水道水を少し優しいお湯に変えて、とてもいい湯でした。
これを書いているうちに、私の50年前の古い記憶の底の方に、
風呂釜の焚口の木の香りが、微かに残っていのを見つけてしまいました。
それは、とても良い香りでした。近くの山の薪で焚いていたのです。
当時はガス代の値上げの心配をしなくてもよかったのです。
でも、今ならとても良い香りのベーコンが作れたでしょう。


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