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零点の青春に終止符を!

「津川、お前との長い戦いもここまでだな」

「ぬかせ、まだまだこっからよ橋本」

そういいながら津川の頭はここからどう下手をせず負けるか考えていた。

7回表、255-2。帽子を直すふりをして虚ろな目でプレートを見つめる。

コールドゲームって何点差だったっけ、もうそろそろ差がついて中止にしてくれないだろうか。

きっかけは田中の一言だった。「強豪校がくるから地べたはいつくばらせようぜ!お前ピッチャーで俺キャッチャーな!!」

いつもの話だ、田中は頭がおかしい。だが、「そういうのは青春のつきもの」と参加した俺が悪かった。2-9(控えあり)でやるとは思わなかった。

審判は既に寝てるし、相手方の選手がベースの上でス〇ッチをやり始めてから久しい。

すがるように田中を見る。田中は馬鹿だが時々やる奴であればいいなと思ってた。

すると、田中がサインを送っている。信じてた。

「津川、ストレートを」

ふむふむ。





「橋本の、股間に」

反則だ。

【to be continued……】

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