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平野公民館

子どもの頃、近くの公民館で将棋大会に参加した記憶があります。いえ、僕は奈良県出身です。
平野公民館については「屋久島町公民館条例」で定められてきます。公民館は教育委員会が管理をしています。公共施設等総合管理計画では「市民文科系施設」の「集会施設」に分類されています。

正直、知りませんでした。

区長は公民館の「指定管理者」にあたる「館長」と決められています。公民館は、誰が、どんな目的で使用するのか決められた施設です。誰でも、いつでも使える施設ではありません。公民館の運営方針の中で次の行為は行てはならないとしています。
⑴もっぱら営利を目的として事業を行い、特定の営利事務に公民館の名称を利用させその他営利事業を援助させること。
⑵特定の政党の利害に関する事業を行い、又は公私の選挙に関し、特定の候補者を支持すること。
また、「特定の宗教を支持し、又は特定の教派、宗教若しくは教団を支援してはならない。」と明記されています。
今月に入って、ある団体から「今日、”勉強会”をするので公民館を利用したい」と電話で依頼がありましたが、断った事案があります。その団体名を調べてみると、どうやら全国的に特定の宗教の教えを広めているらしいと分かりました。「公民館利用許可申請書」も提出されていないことから、それ以上のことはありません。

公民館の使用料は以下のように決められています。
大会議室
9時~13時:1,100円
13時~17時:1,100円
17時~22時:1,650円

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小会議室も定めていますが、現状で利用できる状況にありません。

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この金額は一般的に格安だと言うことが分かります。この使用料は屋久島町ではなく、集落の収益になります。また、「教育委員会及び社会教育関係団体の行う各種事業」には使用料をいただきません。

公民館には駐在員がいないことから、利便性をよくするためにネット上で平野公民館(リンク)を開設し、掲示板として情報を発信をしています。

平野公民館には”網戸”がありません。とはいえ、「建てられたばかり」ではありません。屋久島の各集落の公民館は老朽化が進んでおり、教育委員会では優先順位をつけて、順番に修繕を行う中期的な計画があります。この中で平野公民館は令和10年に予算が付けられているそうです。

”網戸”の議論があったのは、前回の評議員会でのことです。考えてみれば、緊急時避難所である公民館に多くの人が集まる場面では”コロナ禍”で窓を開けない訳にはいきません。
そんな訳で業者に見積りをお願いしたところ、全窓に網戸を取り付けた場合、計23枚、30万円弱程かかります。窓のサイズは7種類あります。取り急ぎ、空気の流れを確保するため、数枚の網戸と送風機を購入することを考えています。
所管の社会教育課の他にコロナ関連で補助金等、充ててもらえないかと政策推進課に相談してしましたが、「予算はつけられない」との回答を得ていますので、別途予算を組んで、早急に取付けを行いたいと考えています。

公民館に光回線を付けないかと、昨年来、議論がありました。光回線を引くと、基本料金が高くなることに加え、停電時に電話機能が無くなってしまうことになります。FAXも利用できなくなります。(そもそもFAXは殆ど利用しませんが)光回線の開通に関しては補助金制度があり、今年度工事完了が条件ですので、夏までには結論付けることになりますが、僕の考えでは、モバイルWiFiを1台準備しておけばいいように思います。年間契約縛りということもありません。この場合は”使い放題”のプラン一択になります。誰かが公民館で動画などをダウンロードして利用できなくなるような事態は充分に考えられるのが理由です。
何かご意見、ご提案があればコメントしてください。