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屋久島オーガニックマーケット

2019年12月7日、屋久島町役場にてオーガニックマーケットが行われました。
「無農薬」「無添加」「自然派」「リサイクル」といったことがテーマで、島内から様々な個人や法人がクラフト、ワークショップ、フード、ヨガ、フリマ、ライブ等、出店をしました。
当店もコーヒーとカカオを出品しました。

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転勤などで移住している人を除き、屋久島に居る人にはある一定の共通点がある場合があると思います。それは、屋久島の稀に見る豊富な自然に憧れて、触れて、魅了され、その中で生きたい、後世に残したい。そう考えている人が多いのだと思います。

屋久島は1993年、白神山地とともに自然遺産として日本ではじめて世界遺産登録リストに登録されました。2007年には以前に取り上げた『屋久島憲章』が策定されました。SDGsが国連で提唱されるずっと前の事です。

「人は自然(じねん)の一部」というのは、日本にもともとある考え方で、「自ずから然(しか)らしむ」、「あるがままの状態」を意味します。

何でもかんでもNatureに任せるのも違うと思います。例えば、自動車は化石燃料を燃やして動きます。これを「悪」だとして自動車を全廃したらどうでしょう。地方、殊の外、公共交通機関が脆弱な離島では生きていけません。

つまり、バランス感覚を見失わないのが大切だと思います。不便な場所で暮らしたいと思う人はごく僅かの「たくましい」人、「自給自足を実現できる」人だけではないでしょうか。これは特別な人です。健康で、農業や漁業、畜産といった「食べるため」の知識や技術に卓越し、貨幣経済に頼らない人です。

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少なくとも、私は到底実現できません。
コロナ禍で第二回オーガニックマーケットが開けないままです。
また、“同志”が集う楽市が開かれることを心から待ち望んでいます。