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タイガースついに首位復帰! 劇的大勝でマホメッツを凌駕する -実質オーナー戦

おんJ天鳳部ペナントレース2022は10月15日に実質オーナー戦が行われた。この対局で定時ケエリタイガースは、オーナー・原住民の活躍などもあってプラス110ポイントと快勝。2位に転落したとっとこマホメッツは3回戦こそ白星だったが、タイガースとの直接対決となった6回戦で敗北。チーム最高得点を合わせての40ポイントのプラスにとどまり、首位の座を明け渡した。

下位陣ではアッスの子供が生まれたーズが勝ち星なしで0ポイントと大苦戦。1勝したアイScreamに抜かれ、最下位に転落した。

次戦は10月22日、リーグ戦第21節が行われる予定。

実質オーナー戦の対戦組み合わせ一覧


・好調な出だしから一転…南場の猛攻で魚が勝利 -1回戦

超ンゴンゴダンスのあがりが反撃開始の狼煙だった

イベント戦では"水を得た魚"のように暴れまわる3位の魚。今回は初戦からの登場。幸先の良いスタートを切りたいところだった。

東場では東3局に梅野隆太郎(魚)がナウチカから11600をあがった場面はあったものの、アイScreamのペース。ナウチカ(アイス)の3回のあがりに、東4局にはおもちぃな(アイス)の跳満ツモ。戦局は厳しかった。

しかし南場では一転して魚が主導権を握る。南1局の超ンゴンゴダンス(魚)の満貫のあがりを皮切りに、南2局から梅野が7700、2900と連続和了。オーラスに超ンゴンゴダンスが軽く1000点をあがって対局は終了した。

イベント戦での強さは変わらず。アイScreamの攻撃を潜り抜けて、まずは20ポイントを獲得した。


・東場で終わる圧勝劇 ケエリタイガースが首位引き寄せる大勝 -2回戦

そらまるらしい麻雀でアッスチームを退けた

最下位からの逆襲を期すアッスチームの希望を砕いた、そらまる(定時)の破壊力抜群のあがりの数々。あっという間の対局だった。

流局スタートの本局は、東1-1にバースの再来(定時)がそらまるからあがってようやく号砲。次局にそらまるがバースからあがり返し、同じチームでの点棒のやり取りとなる。しかし、東3局に端午(アッス)が満貫ツモ。アッスチームがリードする。

東4局、アッスチームを悲劇が襲う。親番そらまるの8順目リーチにテンパイしていた狼煙が一発で放銃し7700の支払い。同1本場はまたもそらまるの2-5索待ち10順目リーチに、現物がなくなった狼煙がワンチャンスの2索を切って放銃。これが18000となり、まさかの飛び終了となった。

そらまるの高打点2発で南場は訪れず。まさに圧勝だった。


・これが首位チームの"実力" マホメッツの二人が横綱相撲で圧勝 -3回戦

おじさんズにとって痛い敗戦となった

ケエリタイガースと首位を争うとっとこマホメッツは、初戦となる3回戦にオーナー・スーパーまほっちと花澤香菜が登板。この二人が暴れた。

東1局は流れるも、東1-1にまほっちがていとく☆(点棒)から6400をあがると、東2局には8順目にリーチして一発で二盃口を和了し、倍満のあがり。さらにていとく☆に親かぶりさせ、安定したリードを作ることに成功する。

以降はマホメッツのペースで対局が進む。花澤の連続和了をていとく☆が遮るも、すぐにまほっちが連続和了。ミルモンヌ(点棒)が7700をまほっちからあがってようやくひと段落するも、東4-2に親番の花澤がミルモンヌから満貫を和了。オーラスにはまほっちがていとく☆から満貫をあがって飛ばし、対局は終了した。

合わせて95800点と10万点に迫る勝利。チーム最高得点のボーナスポイントが視野に入る圧勝劇で、ケエリタイガースにプレッシャーをかけた。


・お祭り男の本領発揮! たいしらちゃん大活躍でアイScreamが勝利する -4回戦

たいしらちゃんの倍満ツモで勝負は決まった

下位でもがくアイScreamの対戦相手は、最下位に沈むライバルアッスの子供が生まれたーズ。なんとしても勝ちたい相手にぶつけたのはイベント戦絶好調のたいしらちゃんと、今季も安定した成績を残しているとたん屋根。いいね欄同盟の強さを見せつけた。

開局早々たいしらが2000オールで先制のあがりを見せるも、直後に狼煙(アッス)に満貫を放銃。東3-1にたいしらが500-1000ツモで追いすがるも、東4局、南1局は狼煙が端午(アッス)からあがって局消化。南2-2には狼煙の1000オールでわずかながらリードを広げる。

同3本場から状況は大きく動いた。たいしらちゃんが喰いしかけて混一色をあがり1300-2600。南3局には3順目にテンパイして即リーチ。狼煙や屋根が仕掛けてツモがずれまくるも、11順目にツモって三暗刻に裏ドラ3枚を乗せて倍満に。親かぶりで端午を飛び寸前まで追い込むと、オーラスにはその端午から1300をあがって勝負を決めた。

プレーオフに向けて少しでもポイントを稼ぎたいアイScreamは、5位・6位の直接対決で見事な勝利。1回戦の敗戦を取り返した。


・絶妙なあがりで対局を支配 求種求牌の猛チャージで貴重な20ポイント獲得 -5回戦

求種求牌の跳満ツモで形勢はかなり優位になった

3位の魚を追うためにも負けられない、おじさんズ本日2回目の対局。連投となったオーナー・ミルモンヌを支えたのは求種求牌だった。

東1局にいきなり求種求牌が2000-3900のあがりでリードを作るも直後に酒の魚(魚)に7700を放銃。それをカバーするようにミルモンヌが東3局の親番にShoebill(魚)から満貫、同1本場には酒の魚から2900を和了。東3-3にはShoebillがミルモンヌから2600をあがるも、流れは続かず。東4-2に求種求牌が満貫をツモって、再びおじさんズが優位に立つ。

南1局に求種求牌は跳満をツモってさらにリードを広げる。直後にShoebillが満貫をツモるも、南3局はミルモンヌが求種求牌に放銃してオーラスへ。最後は親の酒の魚がテンパイをとり切れず流局し、対局は終了した。

3回戦の敗戦を見事に取り返す勝利で、魚を追走。3位浮上の希望は保たれることとなった。


・眠れる猛虎、覚醒 ケエリタイガース破壊的勝利でついに首位奪取! -6回戦

長き眠りより目覚めた真ん中来いよ!

悩める定時ケエリタイガースのオーナー・副オーナーコンビが、首位・マホメッツ討ちにコンビを組んで登場。そして描かれたドラマに、多くの人が目を奪われた。

対局は序盤からタイガース優勢の展開となった。起家の銀河に喝(定時)がいきなり跳満ツモの好スタートを切ると、同1本場は1000オール。強敵相手に順調に点棒を積み重ねていく。

同2本場、真ん中来いよ!(定時)がすぱ(マホ)に7700を放銃。しかしそれを取り返すように、東2-1にすぱから2900、東3-4にはスーパーまほっち(マホ)から2000をあがり、少しずつ点棒を取り返していく。

流局の多い、マホメッツにとっては焦れた場面の多かったなかで迎えた東4-1。配牌で2暗刻の真ん中のツモが縦に重なっていき11順目、ついにツモり四暗刻をテンパイして3、5索のシャンポンリーチ。これに親番のまほっちも16順目に追いかけると、銀河が即座に一発消しのチー。これでずれたツモが真ん中に3索をもたらし、今季2度目(数えを除けば初)となる役満和了。これでまほっちがわずか100点に追い込まれてしまい、2人あわせて1万点を割ってしまった。

最後は銀河が500オールツモでまほっちを飛ばして終局。名コンビが見せた最終戦のドラマ。長き眠りから目覚めた真ん中来いよ!、銀河に喝が、リーグ戦を席巻していくかもしれない。


・Play of the Day -Presented by Ryutarou Umeno

今季、弊紙で観戦記者としてペナントレースをウォッチし、選手としても活躍する魚・梅野隆太郎氏が送るこのコーナー。

第29回目となる今回は、定時ケエリタイガースの副オーナー・銀河に喝選手のプレー。


おん天スポーツ観戦記者です。

イベント戦ラストを飾るオーナー戦は、最終戦で真ん中来いよ!選手・銀河に喝選手のタッグが魅せてくれました。

四暗刻を決めたのはオーナー・真ん中来いよ!選手でしたが、今回はそこに至るまでにオーナーを支えた銀河に喝選手をピックアップしてみたいと思います。

 
特に印象的だったのは、真ん中来いよ!選手が万が一放銃に回っても大丈夫なよう手を崩してまで敢行した3度の一発消しでしょう。

まずは東2局1本場、この局は11600点持ちの真ん中来いよ!選手が親番で先制のピンフリーチを入れます。

しかしこれにマホメッツタッグが追いつき、すぱ選手が追っかけリーチ。

ドラの9mが銀河に喝選手から見えておらず両者の打点がわかりにくい状況、一発で真ん中来いよ!選手がこれに放銃すれば12000トビ終了での敗北もありえます。

ここで銀河に喝選手は上家から出た5pをすかさずチー、一発を消します。

さらに東2局2本場、なんとこの状況から一発消しを行いました。

自分の手の都合では完全に鳴かないチー、親被りの被害を少しでも減らすためのチームプレイです。

このプレイで味方の浮上を待ち、真ん中来いよ!選手の持ち点が回復してからは攻めに転じることで決定打の四暗刻につなげています。

 
3度目の一発消しは四暗刻が実った東4局1本場、真ん中来いよ!選手が先制リーチしていたところにスーパーまほっち選手が親で追っかけたシーンでした。

これもドラのありかがわかりにくい状況、真ん中来いよ!選手が万が一放銃に回ると18000・24000といった致命傷を負いかねなかったところです。

3ついずれの一発消しも、トビへの致命傷となりかねない打点を下げる献身的なプレイングでした。

 
オーナー・副オーナータッグの活躍によりタイガースが首位浮上、こうなってくると残り3節でマホメッツとどちらが1位になるのかが気になります。

もちろん魚・おじさんズも虎視眈々と首位を狙う状況、最後まで今年のペナントは目が離せません。


【記者紹介】梅野隆太郎

アッスチームに2年間在籍し、今季から魚に入団した現役選手。ンゴンゴ杯では6度の優勝を誇り、ヨンマ・サンマそれぞれで連覇も記録している。ペナントレースでは2021シーズンにおいて最多ポイント、個人最高得点、天鳳シリーズMVPの三冠を受賞した。
また、雀魂の大会にも多く出場。天鳳部のみならず活躍の場を広げている。


・Man of the Match -週間MVP

第20節でMVPを獲得したのは点棒配りおじさんズのオーナー、ミルモンヌ選手。長く3位を守り抜いてきたチームはいつしか魚に追い抜かれ、4位が定位置に。今節も苦戦続きだったチームを、最後の最後で救った。


誰かが飛びぬけてトップを獲った時、圧倒的だったという表現をよく用いさせてもらうことが多い。
今季は昨季に比べてそういったトップが多い印象を受ける。チーム順位が各選手の収支に左右されるようになったことにより、ラス回避と同等かそれ以上にトップ獲りの価値が大きくなった。

2着とたった100点差でも、順位点で稼げる。とはいえ、より多くの点棒を持って対局を終えられるならそれに越したことはない。それによってチームの順位が変わる可能性も大いにある。

そういう意味では、第20節4回戦のミルモンヌのトップは、今季のレギュレーションが効いたトップだったと言える。

第20節の点棒配りおじさんズは、1回戦にAnneilがラスで-41.1ポイント。3回戦にさんれんたんが3着で-30.0ポイントと大苦戦。直接のライバルである3位・魚が連勝で順調に加点しているのと対照的に、連続の逆連対でポイントは200を割ってしまった。
そういった状況で登板したのはミルモンヌ。プレーオフのことも視野に入れるならば、トップは取っておきたい場面である。

そうして迎えた対局。他チームに交代選手が相次ぎながらも、冷静さを失わず、チャンスを確実にものにした和了の数々。ある人が配信での解説で「バーサーカーの復活」と評したが、それが過言ではないほどの支配的な対局展開だった。詳細は前回記事や配信アーカイブなどでご覧いただきたい。

とにもかくにも、73.9ポイントの特大トップで今節の赤字をすべて返済。どころかわずかにポイントを増やしさえした。やるべきことをやっただけでなく、文字通りチームを救った。オーナーの鑑ともいえる活躍である。

魚との差は大きく、残り試合数を考えても逆転の可能性は半々くらいだろう。だが、オーナー自身の活躍のみならず、後ろに控えているエースクラスの面々が順当に勝てば、プレーオフ回避の道筋ははっきりと見えてくる。

それだけにこのトップの価値は高い。ずるずると落ちていきそうな嫌な流れを断ち切り、望みをつないだ。自らの背中で、俺たちはまだ上に行けると示した。

第7節以来となるMVP獲得。納得の選出だろう。ミルモンヌ選手の活躍に惜しみない称賛を送らせていただきたい。


ペナントレースの詳細やおんJ天鳳部については、以下のリンクからご覧ください。


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