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【イベントレポ】先輩薬剤師に聞く、国試・定期試験の勉強法と就活・課外活動の両立方法

こんにちは!ヤクミラボ運営の北川です。

7月8日に開催した、ヤクミラボの第1回目のイベント「先輩薬剤師に聞く、国試・定期試験の勉強法と就活・課外活動の両立方法」についてレポートします✨

今回のイベントは、初めてのイベントにも関わらず15名ほどの学生さんが参加してくれました🎉

登壇者は社会人5年目で病院薬剤師経験のある福井さんと、社会人3年目で薬剤師経験はない私・北川でした。
詳しくはイベントの概要ページを見てね!


苦手な科目の勉強方法やモチベーションについて

苦手な科目はほとんどなかったという福井さんに、私は大の苦手だった化学の勉強方法を聞いてみました。
反応式は数学の公式のようなもので、何度も見たり書いたりしているうちにわかるようになるとのこと。
どうしてもできない場合はCBTや他の医療者向けに書かれたテキストから始めるなど、苦手な科目ほどハードルを下げて基礎を勉強するのがおすすめ。苦手な科目は100点を目指すのではなく、基礎を理解し、足切りにかからないよう対策するのが大切。

苦手な科目や嫌いな科目はなかなか勉強するモチベーションがわきませんよね。どうやってモチベーションを維持していたかとの質問もいただきましたが、嫌いでもやるしかないのが国試😢
やっているうちに慣れてきて、嫌いな気持ちも薄れてくる…ようなことも。


定期テストの勉強方法は?

薬学部では定期テストの数も多く、勉強するのも大変。コツを掴んで効率よく勉強する必要があります。

福井さんも私も実践していたのは、国試を意識した勉強をすること。国試に出てくるような内容は、重要な内容なので、定期試験でも問われやすくなります。
早いうちに国試の問題集を使って勉強するのも手💡

また、国家試験の過去問を参考に定期試験を作っている先生もいるので、国試の過去問をチェックしておくのはポイントかも。

あとはシラバスをチェックしておくことが重要だと福井さん。シラバスには、大切なポイントや抑えておくべき内容が記載されている場合が多いので、それを意識しておくと良いですね。
あとは授業中で先生が繰り返し説明する箇所や、盛り上がるところはテストにも出る可能性大。要チェックです👀


国家試験の勉強方法は?

みんなが気になる国家試験の勉強方法。何から始めればいいのでしょうか?

まず始めやすいのは、CBTのコアカリをやること。コアカリは基礎の内容なので、抑えておくと◎
あとはやっぱり繰り返し問題を解くことが重要です。問題を解くときは正解することを重視するのではなく、解説を読むことを重視しよう
正解しても、なぜそれが正解なのか、他の答えはなぜ間違っているのかがわからなければ、他の聞き方をされると答えられなくなってしまうかも。

とにかく解かないと覚えられないので、問題集は繰り返し解くことをおすすめします。
福井さんのアドバイスは、「国家試験の合格だけを考えると、薬の名前などを一言一句覚えるより、なんとなくでもたくさん覚えることが大事」とのこと。選択式なので、一言一句覚えていなくても解けることがあります!

また、いつから勉強を始めるか?という問題ですが、就活や研究室もあり、なかなか難しいですよね。
基礎をしっかりと低学年の頃から勉強しておいたうえで、「今は研究、その後に本腰を入れて勉強をする」など、メリハリをつけるのがいいのでは、というお話もありました。

ただし、勉強のペースには個人差があります。早めに始められるならそれに越したことはありません。
私は6年生の9月から勉強を始めて間に合いましたが、伝えたいのは「9月でも間に合うよ!」ということではなく、始めるのが遅くなっても、諦めずに勉強に取り組んで欲しいなということです。(受からないかも…と思ってしまうとそこで勉強を続けるモチベーションがなくなってしまうと思うので💦)

研究が忙しいうちは1日数時間だけ基礎をやる、毎週1回は友達と問題を解く時間を作るなど、無理なく続けられる方法を考えてみてくださいね💡


就活・課外活動・実習・研究室・勉強…。両立方法は?

薬学生はそれでなくてもやることがたくさん。やりたいことをやるにはどうすれば良いのでしょうか?

特に悩む人が多いかもしれない就活と実習の両立。企業を目指している人は、インターンなどの時期が実習と重なってきますよね。
私は最初から企業に就職しようと決めていたので、ある程度割り切って実習中も定時に帰っていました。一緒に実習していたメンバーは遅くまで残って日報を書いたり調べ物や先輩に質問したりしていましたが、私は一番に病院を出てインターンの説明会や選考に参加していました。

また、時間のある低学年のうちにインターンに取り組むという手もあります。

福井さんは、研究室での英語論文と病院の試験、国家試験の模試が重なって、大変な思いをしたそう。そこで、卒論は本来日本語で提出する必要があったところを英語の論文でも認めてもらえるように交渉したそう。
PPI(胃薬)を飲みながら乗り越えたとのことですが、こういった交渉も大切ですね。

また高学年になると実習や研究で忙しくなり、続けるのが難しくなる課外活動については、低学年の頃とは関わり方を変えることがおすすめです。今までは運営メンバーだったところをお手伝いだけにするなど、自分の負担や周りと相談して無理なく続けられる方法を探してみよう。


まとめ

今回はたくさんの方に参加していただき、途中も質問をいただきながら進めました。

終了後には、感想もいくつかいただきました👏

お二方の様な経歴の人が周りにいないので、今回お話を聞くことができてよかったです!次回も参加予定なので、楽しみにしています!
薬剤師でも製薬企業でもない企業就職の立命館の先輩のお話を伺えて良かったです!
挑戦を続けている立命館の先輩がいらっしゃることを知れてうれしかったです。私はCROにいきたいと考えているので、実習と就活の両立などの話はとても興味深かったです。


ご質問を多くいただいたキャリアについての内容では、登壇者が現在臨床をしていない2人だったため、内容に偏りがあったかもしれません。
私たちは「一般企業で働くのが良い」ということをお伝えしたいのではなく、「薬学部に進学したからといって、ただ薬剤師になると決まったわけではない。いろいろな選択肢があり、それを多くの学生さんに知ってほしい」という思いで活動しています。

どちらが良い悪いということではなく、皆さんにはたくさんの選択肢を知ったうえで、納得して自分のキャリア・人生を選んで欲しいなと思っています😊


今回のイベントでもたくさんご質問をいただいた就活やキャリアについては、次回のイベントでじっくりお話できればと思っています。

次回は、今回の登壇者の2人に加えて薬局薬剤師の先輩もお招きして、キャリア選択や就活についてお話する予定です。ぜひ聞きにきてね!

お楽しみに〜♫


※今回の内容は、ヤクミラボメンバーにはアーカイブ動画を視聴いただけます。ヤクミラボに興味を持っていただいた方は、ぜひこちらからご参加くださいね🍀

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