鬱病の時に起きた体の変化と、アスペの日常。

ちょっと前に鬱病になった時、びっくりするほど体に変化が起きたのでその時のことについて詳しく書いてみようと思う。

＊とにかく何もできない
大好きだった掃除も、推しのDVDをみることも、友達と遊ぶことも、仕事に行くことも、なにもかも出来ない。起きてからずっとソファーに横になって、ただひたすらやってるテレビをボーーーッとしてることくらいしかできなかった。

＊食欲の異常
ストレスの発散が食に向くので以上に食欲がわく。＋６キロになったくらいには太った。もう過食と呼ばれるレベルまでいってたので、過食用の薬を処方してもらったところ少し落ち着いた。

＊尿漏れ
おしっこしたい！と思った時にはもう遅くて、そのまま漏らしてしまう。恥ずかしながらこの年でオムツ履くくらいには漏らしまくっていた。情けなくて情けなくて泣いた。病院にはいかなかったけど、ストレスが原因で尿漏れをすることがあるとgoogle先生が言ってたので多分そのせいだと思われ。鬱が治ってからは一切お漏らしすることは無くなった。

＊起きれない
まじで起きれない。一日のほとんどがベットの中。起きれないというよりは起きていたくないといった表現のほうが近い。

今考えても暗黒の４か月だったように思う。本当に自分の意志ではどうにもできない鬱期だったように思う。一生治らない人もいる中、私は奇跡的に推しのおかげで生きる希望が湧いたけど、それが無かったら今頃どうなってたんだろうと考えるだけでも怖い。今は鬱の薬も断薬することにも成功することが出来て、あの鬱の時期は何だったんだろうと思うほど安定した精神の中にいる。もう二度となりたくないけど、基本的に躁鬱の気はあるのでうまくガス抜きが出来るように生きていきたい。

そして前々から書いて欲しいと言われていたアスペのことについて。いやあ、私アスペルガーでADHD診断済みのぽんこつなのだが、アスペとして生きていて「ああ、これアスペっぽいな」と思うことが分からないのだ。だって私にとってはそれが普通なわけで。まず他人に興味もないから「みんなと違う」ということにも気づかない。というぽんこつ。たまにtwitterで流れてくる「発達障害あるある」みたいなのには共感するけれど。普段生きてて「あー！もう！生きづらい！」と思うことは、有難いことにない。発達障害として生きることは「生きづらさの連続」みたいに書かれがちだけど、「うー－ん、そうかなあ？」と思う。いや、気づいてないからかもしれないけどｗ

でも子供の頃から唯一自覚していることは、協調性がないということ。集団行動が苦手なこと。「右向け」と言われたら「左向け」になるのが私だ。誰かと同じことをすること、誰かに合わせること、どちらもすごく苦痛ｗ
だから例えば誰かと出かけた時に「何食べたい？あれもいいしこれもいいよね」なんて会話は私はしない。「私は絶対に焼肉が食べたい」ともう聞かれる前から何を食べるか決まっている。それにみんなが合わせてくれる、というのが常。はたから見たらただのわがままで、自己中心的な奴なんだけど私の周りの人間はそれについて何も言わない。「まったくわがままだな」と小言を言われることはあるけど「でもしょうがない」で済まされるのは、私の周りの優しさだ、感謝している。そう、私は周りの優しさで生きれてるアスペなのだ。なにかやらかしたとしても「まあこういう人間だもんね」の一言で片づけてくれるから本当にすげえと思う。私の友達仏。よくアスペは人間関係で悩んだりすると言われがちだけど、私は悩んだことがない。「私はこういう人間で、こう考えているから、嫌なら別にそれでいいよ」と開き直っているのである。それで嫌ならご縁がなかったと思うし、それでもいいよ！と言って付き合ってくれることのことはめちゃくちゃ大事にする。そんな感じ。

風俗もそうだ、何で風俗で働いているかって聞かれたら、個人プレーが出来るからってこと。キャバクラみたいに同僚と助け合ったり協力し合ったり仲良しごっこをする必要もない。だからアスペは風俗向いてると思う。自由出勤だから縛られることもないしね。

あとは何かにつけてめちゃくちゃこだわりが強い。朝起きてから寝るまで、決まったルーティンがあるし、掃除の仕方からマットの仕方からご飯の食べ方まで自分の中で決まった流れと言うものがある。部屋のインテリアの色、携帯の色、など色にもこだわりが強い。部屋は白とグレーで統一しているし、持ち物などは必ずラベンダー色を選んでしまう。ごはんも偏食持ちだから決まったメニューしか食べなくて、牛丼屋行ったらおろしポン酢牛丼しか食べないし、インドカレーいったらバターチキンしか食べないし、ファミレスいったらハンバーグしか食べないし、その店その店でもう食べるものが決まっている。だから期間限定メニューとかもよっぽど好物な食材が入ってない限り興味ない。「いつも同じもんしか食わなくて楽しいの？」と母に言われる。

そしてウルトラスーパーだらしがない。支払い期限とかすぐ忘れちゃうし、ペットボトルの蓋とかあけっぱにしちゃうし(そして猫にこぼされる)、カバンの中から謎なものが出てきたりするし(カラオケのマイクとか、知らない人のアイコスとか)めんどくさいから休みの日は風呂にも入らず何日も過ごすこともあるし、写メ日記は勿論ちゃんと書かないし、基本的にぐうたら人間である。
アスペは部屋も汚い、片づけられない、というけれど私は「家が綺麗じゃないと許せない」と言うこだわりの持ち主なので部屋は綺麗である。掃除も大好きだし整理整頓も大好き。まあ猫飼ってるし、家汚かったら猫も居心地悪いでしょう、それもある。

そして担任の先生に「忘れ物の女王」と呼ばれたくらいには忘れ物が多い。学生時代、給食袋や体操着を忘れるのは勿論、ランドセルを忘れたこともある。いつもある程度確認してから出かけるけど、大体何か忘れている。安室ちゃんのラストライブも、パスポートがないと入れなかったのに、忘れるという大失態をかましたくらいには忘れ物の女王である。
忘れ物の女王もそうだけど、なくしものの女王でもある。PASMOなんか何回失くしたかわからないし、財布も何度もなくしたし、ガラケー時代は携帯が小さいから気付いたらどっか行ってて、失くし過ぎてドコモから「悪用してないですよね？」と通達が来るくらいには失くした。(計１１台ｗ)
酒を飲むときは、基本お店に荷物を預けるようにしている。亡くすから。
自転車で出かけたのに歩いて帰ってきて自転車なくしたこともあるし、買ったもん受け取るの忘れちゃって後ろから店員が追いかけてくるのもいつものパターンだし、家の中でリモコンすぐなくなるし、本当に忘れっぽい。話した内容とかも覚えてないから同じ話しちゃうし。わっはは。

上手く説明するとすれば、頭の中に色んな感情と情報がぐるぐるしているから、その中の一つに気を取られちゃうと、他のものが見えなくなってしまうのである。だから人と話しててもその情報がぐるぐるしてるから話が飛びがち。そして何話してたか忘れる。歩いてるときもそのぐるぐるに気が向いてるからすぐ転ぶ。「膝小僧がやんちゃ坊主みたいだね」とお客さんに言われるくらいには痣が絶えない私の足。note書いてるときも基本色んな事に気が散るので時間がかかる。でも過集中できるときは気づいたら何個も記事が書けてたりする。そんな感じ。

あと思ったことをすぐ口にしちゃう。よく言えば素直なんだけど、人のことを気付つけてしまうこともある。だから人と話すときは凄く頭を使う。慣れている人ならある程度分かるからいいんだけど、知らない人と話すのはとても脳が疲れる。だから仕事終わりは脳みそ死んでる。
新しいことをしたり、新しい場所に行くのもすごく脳みそを使う。私は「いつもの、見慣れたもの」が好きなので、新しいものは非常に脳みそがフル回転してどうにか処理しようとするので、疲れてしまう。だから同じ場所が好きだし、変化が苦手。
人とのコミュニケーションも、「？」ってなってしまうことも多い。言葉の意図を汲み取れないというか、直球の表現じゃないとわからないというか。あと冗談の境界線が良くわからないし、本音と建て前みたいなのもわかんない。本音でいいじゃん、みたいな。ツイキャスではみんなわかりやすくコメントしてくれるよね、本当にありがとう。

あと「こうしたらこうなる」と言う想像力がまるでない。例えばここに飲み物を置いたらこぼす、とかこうしたら水が跳ねる、とかいう前もってそうならないように対策するという想像力がないのだ。よく弟に「これだからアスペは」って怒られるけど「しょうがねーじゃんアスペだもん」と開き直っている。私思うのね、アスペだからこれが出来ない、あれが出来ない、人とも上手く接せない、私ダメだって思って生きるより「しょーがねーじゃんアスペだもん」って開き直って生きてた方が絶対楽だし、出来ないことはできないって諦めて、出来ること探した方が良いし、理解してもらいたいなんて傲慢だから理解されなくてもいいと思うし、別に人間関係が上手くいかなくたって、一人でも別に生きてはいけるわけじゃん？別に友達がいたって生きるのは自分一人でなんだし、結局皆孤独でしょ？誰かがいるから孤独じゃないってわけじゃないと思うの。だから好きに生きりゃいいじゃん。アスペはアスペなりに楽な方に逃げて全然いいと思う。だって生き方なんてみんなそれぞれ沢山選択肢があるわけじゃん。自分にとって一番楽な方で良いんだよ。これは健常者の人もそれでいいと思うし。

ここまでいろいろ書いたね。あんまり不便は感じてないけどアスペで困ることと言ったら、過眠症なことくらい。基本１２時間睡眠。一日の半分を睡眠に費やさないと、頭が働かないのである。もったいないな、って思うけど子供の頃からそうなのでもう慣れた。ていうか諦めた。残された１２時間をなるべく無駄にしないで生活しよう、と言う方向転換にしたのだ。

まあ私は寝たら忘れるハッピー野郎なので、例えなんかやらかして「あーあやだやだアスペは」って思うことがあってもすぐ忘れちゃうし、自分がアスペでADHDだろうが「だから？」という感じだからまったくこのnoteは参考にならないと思う。アスペで悩んでいる人はいっぱいいるし、社会に出れない人もいるし、家で引きこもりになってる人もいれば、アスペを生かした仕事に着いてる人もいれば様々。だからこんなに能天気なアスペもいるんだな、と言う風に見てくれたら有難い。では( ｀ー´)ノ