平成の終わり、子供の終わり

昨年12月の小笠原満男、川口能活といった元日本代表選手2人に続き、1/8には楢崎正剛、中澤佑二という日本代表の守備を担った2人が引退を発表した。
Jリーグの開幕に合わせてか、彼らはメディアに引っ張りだこになって僕たちを懐かしい気持ちにさせてくれている。
僕は小学生時代少年サッカーではGKだったので川口楢崎両選手の載った本を読んだりもした。川口の飛び出しをよく真似たりもした。
テレビに映る彼らは重い何かから解き放たれて清々しい顔をしていた。本当にありがとう、お疲れ様という気持ちと共に彼らの引退は僕の子供時代の終焉をほぼ意味しているのではないかと感じた。
北野武が売れない漫才師として親の脛を齧ってり浅草のストリップ劇場でコントをやったりしながら下積みをしている27か28歳の頃、子供の頃から大好きだったミスタープロ野球長嶋茂雄の引退試合を観に行った。
その後楽園球場ですし詰めになりながら若き日のたけしは長嶋がグラウンドで躍動する姿、プレーを見られないことも残念だが、自分の子供時代が確実に終焉を迎えたことを感じて大人にならなきゃなと思ったとか。
僕にとって今年引退した彼らというのもそういった存在なのだと思う。少し新聞やニュースもわかるようになってきてスポーツに詳しくなり始めた小学校3年くらいから彼らはずっと青いユニフォームを纏って(川口と楢崎は色違いだけど)画面の前で僕に勇姿を見せてくれていた。
そんな彼らがスパイクを脱ぐということは僕の子供時代も確実に終わりに近づいているんだなと感じさせられた。
中村俊輔や小野伸二、稲本など僕がサッカーを身始めた時から一線で活躍しまだまだ頑張っている選手はいる。野球で言うと松坂、ヤクルトの石川や青木、ソフトバンク和田などの僕の少年時代のヒーローたちは第一線で活躍中だ。彼らが現役でいる限り本当に僕が自分の中の子供に終わりを告げることはないのだろう。
それでも確実に終わりへむかって時計の針は大きく動いた。
そうして子供のオワリに想いを馳せ、来年の今頃には合格して働いて年間シート買ってたいなと思った。
けれども、、、
サッカーも野球もベテラン選手みんな頑張れ!!!
たとえ働こうと金をいくら稼ごうと俺をまだまだ子供でいさせてくれ!
そんな春の夜、なんとなく書き連ねてみた。
そして4名の引退選手、ここには書かなかったけど中日岩瀬投手、荒木選手、お疲れ様でした。ほんとうにありがとうございました。

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