見出し画像

頭の悪い人ほど英語を勉強すべき理由

こんにちは。
今回は、自分は頭が良くない、優秀ではないと思っている人ほど英語を勉強すべき理由についてお話ししてみたいと思います。

目次

  1. 英語に関する誤解

  2. 優秀な人達の中でも英語は有利

  3. 社会で評価されるのは優秀に見せる事ができる人

  4. まとめ

英語に関する誤解

結論からお話しすると、英語を勉強するべき理由は、英語を話せるだけで自分の実力よりも高い評価を得る事ができるからです。
世の中の多くの人は、優秀な人だけが英語を話せるようになるという誤解をもっています。
実際には練習をすれば誰しも習得する事が可能なスキルなのですが、世の中では頭の良い人だけが習得できる特別なものという位置づけになっています。
その理由は、学校のテスト、入学試験などで点数づけして、頭の良い人が高得点をとるシステムが私達の意識の中にこびりついているからでしょう。
確かに難しい英語の文章を読解したりするには頭の良さが必要になりますが、日常の会話や、自分の専門分野に限った内容であれば、頭の良さよりも練習量の差の方が大事になってくるでしょう。
しかし、日本人の多くは英語は聞き取れなくて当たり前、話せなくて当たり前と思っているので、内容が大したものでなくでも、英語を話した途端に周りからの評価が急激に上がるのです。

優秀な人達の中でも英語は有利

私は医師として働いていて、周りには頭の良い優秀な人が集まっています。
しかし、そんな優秀な人の集団でも私の周りで英語を話せる人はほとんどいません。
英語の医学論文を読んでいる医師は、読む事はできるのですが、そんな先生でも英語で患者を診察したり、英語の論文を自分で書いたりできる人はほとんどいません。
大学病院勤務の留学経験者の医師は英語を話せる事がありますが、市中病院の医師などは帰国子女でもなければまず英語を話せません。
外国人が病院を受診した時には、みんなでその患者を押し付け合ったりしていて、本当に優秀な人達なのかと疑いたくなるくらいです。
例え優秀な人の集団の中にいたとしても、周りに英語を話せる人がほとんどいない場合、その中で英語を話せる事はかなりのアドバンテージになり、一目置いてもらえることが多いです。
私の場合も、診察の時に使う英語の文章を暗記して、外国人患者の診察をしただけで、自分よりもよっぽど優秀な先輩医師から尊敬してもらえるようになり、時にはその先生から相談を受ける事すらあります。
ちなみに私の頭の良さは医師の中では平均か、それよりも劣るレベルで、私の同期の先生の方がよっぽど知識も技術もあり、難しい症例も担当しているのですが、英語を話せるだけでその先生と同列か、時にはその先生よりも優秀な扱いをされる事さえあります。

社会で評価されるのは優秀に見せる事ができる人

社会人の多くの人は気がついていると思いますが、職場で評価される人の順番は、1番に頭が良くて優秀な人、次に自分を優秀に見せる事が得意な人です。
本当はそれほど実力や実績がなくても、態度や話し方などで自分を優秀に見せるテクニックをもっている人が周りから認められるのです。
そのテクニック自体は社会を生きていく上で大切なものなので、私はそれを否定するつもりは毛頭ありません。
ただ、私のような特別優秀でもなく、自分を優秀に見せる事も苦手な人は、順位で言うと3番手以降になり、なかなか日の目を見る事は難しく、もどかしい思いをしているのだと思います。
そんな私のような立場にいる人にとって、英語学習はかなりオススメです。
仕事で優秀な結果を残そうとしても、周りの人も同様に頑張っているので、周りよりも成果を出し続ける事は難しい事が多いです。
しかし、周りが勉強していない事を習得すると、周囲に差をつける事は比較的簡単です。
特に周りの人が全くできない事を、少しでもできるようになれば、周りから見ればその差はかなり大きなものになります。
ちなみに、英語の学習でTOEICだけを行う事はあまりお勧めしません。
できる事なら、スピーキングテストも含んだTOEFL、IELTS、英検などの技能試験も勉強する事をお勧めします。
TOEICは勉強している人がかなり多いので、よほど高得点を取らなければ、周りとの差別化はできません。
それに比べてTOEFL、IELTS、英検は受験している人が少ないので、スピーキングができるようになった時に、周りとの差がかなりわかりやすいです。
英語技能試験で身につけたスピーキング力は海外旅行の時などにも活用できますし、点数が十分高くなれば海外留学して経営学修士(MBA)など取得しても良いでしょう。
転職に興味がある人にとっては、外資系企業に転職する事も夢ではなくなるでしょう。
TOEICを勉強しても、自分のステップアップにつながる可能性は低いですが、TOEFL、IELTSであれば、新しいステップにつながる可能性も秘めています。

まとめ

ここまでお話ししてきた通り、英語はとても効率の良い分野です。
本当に優秀な人ですら英語は話せないものだという誤解をして努力をしないので、ライバルの少ないブルーオーシャンです。
ライバルの少ない分野に行って、自分の評価を上げる事は立派な戦略です。
自分の市場価値を上げる戦略として英語学習ほど効率の良い方法はなかなかありません。
ぜひみなさんも英語を手段として、自分の価値を上げてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?