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ネット被害削除要請

SNSや掲示板などに誹謗中傷を書き込まれて困っている人は鰻登りに増えていると思う。でも、おカネのかかる弁護士を雇わなくてもネットでの誹謗中傷的な、人権侵害な書き込みを削除できる方法がある。

法務省の中には人権擁護局があり、その配下に人権擁護の各種組織体が構成されている。誹謗中傷の書き込みやSNSで不特定多数の目に晒すことは明らかに人権侵害になると言えるだろう。法務局の本局や支局に常設相談所があるので、そこで無料で相談すれば良い。

電話相談もあり、みんなの人権110番/こどもの人権110番/女性の人権ホットラインなどがそうである。その他インターネット相談窓口や、LINEによる人権相談なども用意されているので、意外と手厚くされていると言える。被害者になったら人権擁護機関に申告をしてみれば良い。

この方法のセールスポイントは、①手続きに費用が掛からない、②弁護士を使う必要がない、③弁護士にありがちな調査に関する書面作成などの複雑な手続きがない、④3か月程度の(弁護士を使った場合と比べると)短期間での解決を目指す、といったものだと言う。その結果、必要な措置が講じられるとのことだ。措置の中には、インターネットの削除要請もある。

ネット上の人権侵害には、名誉棄損、名誉感情の侵害、プライバシー侵害、差別を助長する表現、児童ポルノ、リベンジポルノ、私事性的画像記録・・・など様々なものがある。

そうかと思えば、とんでもないことを言っている人がいた。
その人は、ある人の不倫に関して暴露した内容のものをX(旧Twitter)で晒したら、相手から損害賠償請求が来たと言う。そんなことをすれば当たり前のことだろう。

加害者側の人は、訴状が届いたことにどうすれば良いか?と相談してきたので、「まず投稿を削除したのですか?」と聞くと、していないと言う。私は「なぜ削除しないのですか?その行動が諸悪の根源でしょう」と聞くと、彼は「本当の事だから消したくはないし、今後も消す気はない」と強気の発言をしたので驚いてしまった。

本当に世の中の出来事や、各人の気持ちや思いは多様過ぎて、私はときどきついて行けなくなるのだ。これは何なんだろうか??
#note   #エッセイ   #高齢者   #フリーター   #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))

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