輸入車と餃子
私は車の免許を持っているが、車には全くといって良いほど興味が無く、動けば何でも良いので、軽自動車でも全く気にしない人間である。よって日本国内を外車で走る人の気持ちが全く分からない。何故そんなに高い金を払って、ましてや左ハンドルのままで乗るのかが分からない。せいぜい理解できるのは女性にモテたい「ええかっこしい」?と思うことくらいだ。
過去に何度か輸入車に乗っている人に「なぜ外車なのか?」と聞いたことがあるが、明確な答えが返ってこなかったので結局は変わらずじまいだったが、先日アルファロメオの人に車に乗せて貰った時に尋ねたら、分かり易い回答だったので私は疑問が晴れてスッキリした。
彼が言うには、「運転してると暇だったりイライラしたり詰まらなかったりするでしょ?でもこれ(アルファロメオ)に乗っていると好きな車なので嬉しいし、運転している時間が満足できるんですよ」という回答だった。
私の解釈が正しいか否か分からないが、確かに高級品を身に付けると何となく満足する気になるのは分からないではないし、スーツや装飾品によってはパリッと背筋も伸びるのかもしれない。そんな感覚なのだろうか?
但し私の場合は、高級スーツで身をまとったり、高価な靴や鞄やアクセサリーを持ったりすると、貧乏性なので失くさないか、傷付けないか、汚さないか・・・と心配になって、逆に安心できなくなる。
他の視点で、「好きな物に包まれている(輸入車のコックピット)と嬉しい」という感覚は、私の場合は図書館のような多くの書籍に囲まれた部屋にいるとか、書類の山に押しつぶされそうになっている部屋にいると凄く安心感と活力や創造力を掻き立てられるが、同じようなことなのだろうか?
まぁ、それで満足してドンドン仕事に精を出して稼いで来てくれるなら、ストレスも無く優雅に過ごせて行けるなら、それはそれでも良いのかもしれない。
でも、輸入車は総じて車高が低く、私にとっては乗りにくい!といつも感じてしまう。
結局彼の感覚を共感するまでには至らなかったが、突如話は変わって彼は餃子が好きらしく、その中でも埼玉ローカルの「餃子の満州」が好きだと言ったとき、私は彼と一体になれたと思った。
私は特に餃子好きではないが、餃子の満州は気に入っていて、埼玉県に行ったら必ず満州を探して入ることにしているのだ。餃子の満州が好きな人に悪い人はいない(笑)
#note #エッセイ #高齢者 #フリーター #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))