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ヤクルトおばさん

サラリーマンやってた時は、会社のビルにいつもヤクルトおばさんがいた。
オフィスビルで営業できるヤクルトおばさんは良いけど、時々街頭で売っている行商のようなヤクルトおばさんの姿を見ると、重い車を押して体力的にも大変だなぁ~と思ってしまう。梅雨の中、雨にも負けず風にも負けずの世界である。

ヤクルトは販売ノルマはないらしいが、完全歩合制の収入だから、どうやって大口の営業先を確保し、「いつものヤクルトです」と仲良く入って行けるかがポイントになるだろう。体力も愛想もない私には(それ以前に私は女性ではないので対象外)とても出来ない仕事だ。そして縄張り的なものがあるのだろうか?

中には効率的にやっているヤクルトおばさんがいた。霞が関で営業するそのヤクルトおばさん曰く、「朝は警察庁に行って、その後は検察庁に行って、そして昼からは法務省を回る」と言う。

大きな庁舎の中だから客になる人数も多いし、庁舎の中で営業しているので天候も気にしなくて良いし、実に効率良く回っていると思う。いつも同じおばさんだから、やはり縄張りがあるのだと思った。

そういえば、ヤクルトおばさんではなく、正式にはヤクルトレディというそうだが、同じ流れでニッセイレディというのもある。生命保険の営業や顧客管理は業務委託的なレディがやるので大変だと思う。

法人相手に出来ているのであればそれほどではないだろうが、個人相手は最近ではなかなか他人の会社の中で営業はさせて貰えないので、逆にどうやって個人相手の営業をしているのか不思議である。飛び込み営業とかもないだろうし・・・

そもそも私は営業職というものを一度もせずにサラリーマンを卒業したので、営業が出来る人はそれだけで尊敬する。エンジニアだったので技術営業と称して営業マンと顧客先に行って技術的な説明をするという経験はあるが、純粋に営業セールスの経験はないし、自分には出来ないと思っている。

営業以外で苦手仕事は、経理、総務、マーケティング、販売・・・など、「物を作らない仕事は私には生理的に出来ない」と思う💦
だから、私が苦手もしくは出来ない仕事をしている人は文句なく尊敬するのだ。
#note   #エッセイ   #高齢者   #フリーター   #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))

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