二十歳

初めてnoteを投稿した日から一年が経ち、今日で二十歳になりました。毎週投稿をしようと始めたけれど、守れなかったことも多々あったし五月までしか続かなかった。その度に自分が嫌いになったし、それでなくても正しい大人とは、理想の大人とは何か自問自答を続ける日々で自分の性自認や性的指向に名前がついて、考え方が変化して、自分のことや人のことをよく理解できるようになったと思う日もあれば、一日中寝返りを打つこと以外何もできない日もあって、発達障害の可能性を指摘されて、十九歳になったあの日からもっと自分のことがわからなくなりました。

しかし、去年はあんなに恐れていた二十歳の誕生日を迎えた私は不思議と穏やかな気持ちでいます。相変わらず失敗ばかりで詰めが甘く誘惑に負けてばかりな私ですが、自分の短所を把握できていることだけは胸を張って長所だと言える気がします。これからだって知らなかった短所や長所が見えてくるだろうし、将来だって数時間後だって何が起きるかわからないけど、ここはひとつ前向きでいようと思います。

完璧が好きで、小さな失敗やスタートダッシュが遅れたことを気にして何もしない子供な私と今日を境に綺麗にお別れとはいかないかもしれないけど、とりあえず私は立ち止まらないことにします。布団から出られない日がまた来ても、今度は気が済むまで寝返りを打ち続けてみようと思います、そうしたらいつかベッドから転がり落ちて何か新しいスタートになるかもしれないから。

幼い時の私が思い描いたような理想の大人とはかけ離れているかもしれないけど、私が登るべき大人の階段の第一歩はこれで間違いない気がしています。

noteも書きたいことで頭の中がいっぱいになったその時に、気の向くままに続けていこうと思います。

二〇二二年八月二十七日、私は二十歳になりました。