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Twitterは楽園

Twitterというのは非常に仲間を見つけやすい。似た様なセクシュアリティの人も、hspの人も、すぐに見つけることができた。それからというもの毎日が彼らのツイートで溢れていたから、私は随分とその状況に慣れ過ぎてしまった。だいぶぬくぬくとしていた。しかしながら現実世界の、顔を合わせる人々の中にはTwitterでよく見かける様子のおかしい人や語気の強い人、どう考えても分かり合えそうに無い人々も存在しているわけで私の言葉を100%で飲み込んでくれる、受け入れてくれる人々は大変希少であることを忘れていた。

私はhspの性質からか、続くオンライン生活のせいか聴覚過敏の症状が強くなっている。今までできていた図書館での勉強も自分の部屋でしかできなくなってしまったし、何より対面授業に戻ってみると左右前後の生徒の会話や空調の音が重なって教授の話が聞こえなくなってしまう。課題も多いなかどうすべきかとかなり悩んでいる。その解決策として聴覚過敏向けのイヤーマフの存在を知り、購入も考えていたのだが、ふとそれをクラスメートに話したところ「アップルのイヤホンにノイズキャンセリングついてるからそれでいいじゃん。なんで買う必要あるの?要らなくね。」と随分軽い問題のように捉えられてしまった。普段なら、まあ聴覚過敏を知らなければそういう反応になるよねと受け流せたが、その日の私は涙が込み上げてしまった。Twitterに甘え過ぎた。私が何も説明せずに伝わるはずもないのに、何を期待したんだろう。答えた彼は悪くない。私の言葉がただただ足りなかった。

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