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違和

自分がデミロマンティック、アセクシャルという言葉に出会ってから積極的に情報を集めている。特にツイッターでは同じ様な境遇の方々やオフ会の存在を知り、自分の仲間が沢山いるような気持ちになり、スッと胸につかえていた悩みや孤独感が減っていくのを感じた。

そこで得た情報の一つで、LGBTQ+に関しての理解を深めるオンラインオフ会のようなものに参加した。その中でMTFの方が自身の装いについて周りがどう思うのか疑問を抱いていると発言していた。そこで私は昨今のパーソナルカラーや骨格タイプなどの縛りによって周りからのジャッジがより気になってしまい自分の着たい服やなりたい姿でいることが難しくなっていることや、マスクをつけることでそんな周りからの視線もある程度気にならなくなったなどとあくまで自分も体験している広い視点での問題であるとして意見したのだが、それがなかなか的外れな意見だったようだ。沈黙を生んでしまったのである。私がツイッターで似た境遇の仲間に出会い安堵したように、このオフ会は彼女にとっての安全地帯だったのを新参者の私が壊してしまったんじゃないかと申し訳なくなった。

私も彼女もセクシャルマイノリティと一口でまとめられる存在ではあるけれど、だからと言ってやはり自分の経験していないことや持ち合わせていない感情に寄り添うことは難しいと感じた。私の言葉で彼女傷ついた訳では無いと祈る。

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