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30歳で国家公務員を退職する決意をした出来事

私は高卒で税務職員になり、30歳で退職しましたので、国家公務員として12年間働いていた計算です。

10年以上働いていれば不満と同時に愛着も沸きますし、公務員を退職した後のキャリアアップの展望も、退職した当時の私には全く想像できなかったです。

それでも退職の決断をしたのは、様々な理由が積み重なったものなので、一口で言い表すのは難しいです。

ただ公務員を退職する決断をするきっかけになったのは、税務署で働いていても、私が満足できる「納得感」を得ることができないと実感したからです。

私なりの納得感の意味としては、「結果として失敗に終わったとしても、後悔しない決断をしたと思えること」です。

たとえば進路や就職先について、親の意見に従ってその道に進んだとしても納得感を得ることは難しいですよね。

もちろん進んだ道自体に満足する可能性は十分ありますし、多かれ少なかれ不満がある仕事と思いつつも、納得して働いていると思います。

ただ納得感がある程度あったとしても、自分が満足できる納得感を得られる仕事でなければ不満はいつまでも残りますし、いつか後悔してしまう不安がつきまといます。

私の場合、税務署で働くことに関して給与面は満足してましたし、仕事の安定性は抜群でした。

一方で、転勤が多いことや、応対する相手(納税者)が嫌に感じる税務調査は10年以上働いていても慣れることはなく、その環境下で20年・30年も続けることにどうしても納得することができませんでした。

税務署の職場は私の感覚の中で70点だったかもしれません。
ですが、私が満足できる点数が80点であれば、70点の税務署で働き続けていても、満足する納得感を得ることはできません。

現在仕事としているライター業は10点まで点数が下がる可能性も十分にある職業ですが、同時に80点や90点を出す可能性を感じる職業だと思っています。

退職の決断が私にとって成功するか失敗するかはわかりませんが、少なくても自分の選んだ道に後悔はありません。

なぜなら、国家公務員を辞めたことに後悔がないと断言できるほど、私の中で税務職員は、満足できる納得感が得られる職業ではないと感じたからです。


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