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毀誉褒貶をどう捉えるかについて(004の投稿用再編)

2022-12-004'

毀誉褒貶については、

肯定的側面と否定的側面をひっくるめた対象情報を、局面に合わせて切り出す、
これについての抽象化具体化の不十分さ解消(帰属関係に修正余地がない像に近づける、
内実の確からしさが問題になってる局面で表層形の望ましさ具合を持ち出したり、その逆などを防ぐ)の問題があるだけ、

言わば、数学者が論理飛躍(帰属を操作してる事態)を避けながら数学世界を広げる(対象に関する抽象具体関係構造の像である理解を、同種の他との差異要素捨象をもって確からしくしてる)的な話と、
公式に代入する的な話の文系(個別性が根拠になる局面)版があるだけと解しましょう。



(帰属の修正余地のなさが受容条件だとすると、内外境界の受容は前提で受容に値するしないの余地しかない事態意味する有限の与件性、より確からしいものが取って代わる運動性、
これらに帰属がある現象へと持っていく作用と見なせる、上で言う不十分さ解消が、
現れてると言えるもの、例えば、代替不可能な内外事情にしか応じない主体像の反映である表現などは、毀誉褒貶における肯定系に値すると思われる。)



また、局面の個別性を取り出すには、同種の他との共通要素の捨象が必要ですし、
自他の都合を優先するとか、疑似化による内在外在の固有性埋没を許してる、当然、現象に固有性が反映されない類の平等(内在軽視外在不問)や自由(内在不問外在軽視)をもって尊厳を語るなどで、

局面と着目無視が一致してない事態こそが、過大反応過小反応をもって対象に接してるという意味で、不当な扱いであるとの理解も必要でしょう。


加えて、確からしい受容条件の不随を欠いた寛容推奨の有害性(泣き寝入りと引き換えの平和のような、奪う奪われる現象一般へのコミット欠如と、
林檎は数えられないのに蜜柑はできてるつもり的な原理不在との同列化の必要性)に対する理解も、

先の不十分さ解消は限定前後における確からしさ保存(割り引く理由の確からしさをもって補填してる形)であり、

そういう限定は受容に値する(限定を内実不問的に忌避しない)との態度をもって、
限定を取り除く(両極持ちへの志向込み)事への固執、ひいては、否定反応への断罪的態度を退けつつ、
被限定に対し受容条件を設ける事は、受容条件が確からしいほど、理解限界などの限定作用としての自己と、対象なり世界なりとの和解の形に近づくとの理解を持つ事も、必要でないかと思います。


さらには以下の理解も重要と考えます。

ABはできるがCはできない、本番では思い出せなかった等々が、通用してる具体化条件の広狭の話である事から分かるように、実力は対象に関して持ってる抽象具体関係構造なので、
形骸でない努力とは、抽象化具体化の不十分さ解消であり

(有限能力の事情であらゆる対象について高い実力を持てない為に生じる、対象ごとのその解消具合の差異に関して、
代替不可能な内外事情にしか応じない主体像をもって具体化した状態は、その主体にとってのできるだけの事が為されてる形なので、浅い理解故の冤罪的非難すら許容に値すると見なせる)、


実力向上(拡張すれば、実存の確からしさ向上)から運任せの程度を下げるべく、
通用してない具体化条件を認識する(余裕があるのに、つまりは、局面事情の要請でもないのに、都合の悪さから目をそらさない)、
その為にも帰属修正余地のない像に近づく情報は(自力での限界踏まえ)歓迎する事が、

実力者の顔触れが変わらない不変化性を、ひいては、世界の変わらなさを最も大きく揺さぶる方向性である。


例えば、偶々何らかの優位性を持ってる人がその非対等性を肥大化させてしまってる

(非対等性肥大が現象解釈に反映される、自己を優先すべき局面もすべきでない局面もあるだけなので局面の性質把握の問題なのに尊厳の話にすり替え先の意味での有限の与件性とも向き合わない、
といった帰属操作を、局面の固有性把握の精度向上含め、局面と着目無視の合致、
自身の内容を確からしくすると仮説検証の構造から類推されるそれをもって抑えにいくのを怠ってる)のと大して変わらない話として、

受けた10のダメージを100のダメージとして周りに扱わせる搾取もあると捉えるべきだし、


そもそも、フェア志向でない(帰属操作の混入を問題視してない、あるいは、環境とそこに置かれたものとの間の責任帰属に厳密でないまま功罪を捉える事に疑問がない)時点で、
その人の感情なり文系事象に関して選抜した解釈なりは搾取の側面(批判系は少なくとも冤罪の側面)を持ってる、

厳密には、何をもって最善かの追究に関するやむを得ない内外事情以外での不断な、かつ、形骸でない努力を欠くのに、できるだけの事をしてきた感を醸すだけで搾取が生じてるわけなので、

理系空間並みの帰属操作混入抑制を持たない文系空間の現状(特に、文系域が帰属操作の混入に鈍感なままでも知的上層や教える側になれてしまう直接的原因である、
客観視できない理系者とフェア志向でない文系者の同列化の不在下)においては、

自身が帰属操作の有無に敏感であろうとしてなければ、救済に参加してるつもりで搾取に参加してる形になってしまう(形骸救済)。

ご支援の程よろしくお願い致します。