無題0

革命による体制一新も、近代以来の権利観の修正を含む変革でないなら、修正点を残したままの着せ替え

2019-9-003
現代日本と革命の関係に関するスレへの投稿内容


既存の体制が、場の本質を損なわないように形式や帰結を組み上げる能力(管理者要件)を欠いてる、
この事態の解決がその内容でないなら、体制一新も修正点を残したままの着せ替えでしかありません。
そして、近代以来の権利観(主権と人権の対立イメージ含む)を前提にしてる限り、
権限の行使資格と上の要件を満たしてるいないが不一致である事態を前提にしてる事になるので、
その内容は持てません。
権利観の修正を含む変革でないなら、本筋の解決行為ではないわけです。

思うに、主権や人権、財産権等の近代以来の権利を廃棄するのは現実的でないので、
アンフェア(場の本質に即した扱いへの不支持の下での不利益回避や利得)まで保障するという、
既存の権利の欠陥は、場の本質に即した割り振りの保障を内容とする正義観の基底化により補う他なく、
基底化には、社会実装や世界標準化による、ポジション次第で分捕りを許容する既存正義観の上書きが必要。
この方向性に沿う変革を本筋の解決とし(修正点と修正手段の不一致感も以上の理解に替えつつ)、
以下の理解を押さえましょう。

対差別や対格差の典型主張は既存正義観の範疇(弱者ポジションのアンフェアは許容)ですし、
いらぬ飛躍が除かれてる(場の本質にしか応じさせない処理が機能してる)なら万事OKな世界と、
更新版の正義観とが整合してるなら、ヘーゲル的対矛盾の産物も廃棄される形となる為、
その本筋解決には、左派の乗り越えも含まれます。

また、知性教育にその重要な柱である倫理教育を含めてない点は現行教育の欠陥です。
仮説と実証の行き来の精度を上げる、抽象化と具体化条件割り出しの最大限追究に際する捨象の的確さや、
整合性への恣意的操作と言える部分の除去に必要なだけの、
局面の本質に即してるものといないものの分別感度、
加えてその基盤となる、場(内面世界含む)の代替不可能な固有性と着目無視の合致配慮(倫理の実質)が、
育成対象でない為に、得た理解からいらぬ飛躍を取り除く能力は実質教育されてません。
しかし、例えば、足の速さが問われてる局面での優劣を、別の性質が問われてる局面に持ち込まない、
つまり、評価に関し場を越境しない配慮をもって、小学生でも持ってるできるできないへの敏感さが、
過剰(現実との関係が不健全化する原因)となるのを防ぎ、
その配慮を先の合致配慮、ひいては、更新版の正義観に繋げる、この筋立てを持つプログラムが開発、
改善されればそこの解決は可能ですし、その応用は既存権利観の弊害を抑える核となるはずです。

また、対紛争が、泣き寝入り強要を手段とする秩序獲得(平和希求も日本含めこのレベル)に、
堕さない為には、価値(評価)や事実(情報の整合)への態度についての、
有限性を受容しつつ、どういう原理の下で生じた損失や不利益、喪失や限界に引き受けを限るかについての、
先の合致配慮を基底とした合意が不可欠です。
つまり、先の更新版正義観(内面世界や局面、国際社会も場)を背景とした紛争解決の知見共有や標準化が、
場の本質に即した損得を支持してないアンフェアな主張にも、フェアな主張と同等の資格を与えてる、
国連(従来的な権利から成ってる事もあり、好きな分捕りと嫌いな分捕りがあると言ってるだけの機構)や、
BBC(イギリスが紛争メーカーとしての過去を乗り越えてない証左の存在)にさえも及ぶまでは、
紛争構造の泣き寝入り強要を含まない解決(秩序の再構成含む)は、既存の権利を根拠に妨害されておかしくないと言えます。

ご支援の程よろしくお願い致します。