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【AppSheet】薬局薬剤師が作った疑義照会アプリ(2)病院フォーマット

記事(1)

疑義照会の際、問題点の一つにあった病院用フォーマットですが、まず、静岡の県立総合病院を例に詳細を書きたいと思います。
通常、各医療機関のフォーマットは該当の医療機関のホームページに記載されています。
そして疑義照会は医療機関へFAXで送ることから、対応病院に合ったフォーマットの疑義照会用紙をプリントアウトして、自分の薬局情報や患者情報を記載している薬剤師さんが多いと思います。病院の疑

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【AppSheet】薬局薬剤師が作った、疑義照会アプリ(3)chat gpt 4o APIとつないでみました

記事(1)、(2)はこちら

この疑義照会アプリは、AIの凄さを体感できるアプリです。ChatGPTの活用方法の一つとして、皆さんにぜひご覧いただきたいと思います。画像からテキストを読み取るOCR技術も進歩していますが、AIを使わずにその技術を利用する場合、患者氏名や診療科をユーザーが手作業でコピペしなければなりません。しかし、AIを活用することで、単なるテキストだけでなく、「あなたは優秀な薬剤師

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【Appsheet】薬局薬剤師が作った、薬歴AI会話録音アプリ①

ある時、薬局で音声認識AIとChatGPTを用いた薬歴作成補助サービスというFAXが届きました。
iPhoneの音声入力とChatGPTで画像を読み取って疑義照会アプリを作っているところだったので、この機能をAppsheetを活用して同様のサービスが低コストで実現可能だと考えました。
iPhoneの音声入力で患者さんと薬剤師の会話を録音し、ChatGPTのAPIをGASで繋いで会話の中から薬歴に必

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【AppSheet】薬局薬剤師が作った、疑義照会アプリ(4)プロトコルに基づく変更報告書の追加

今回は疑義紹介アプリにプロトコルに基づく変更報告書の追加、フォーマット増加対応バージョンアップ

プロトコルに基づく変更報告書の追加バージョンアップ

まずは疑義紹介アプリにプロトコルに基づく変更報告書(以下プロトコル変更報告書)のバージョンアップについて記事を書きたいと思います。今回のバージョンアップは疑義紹介アプリを他薬局に紹介した際に、プロトコル変更報告書の機能が追加されているとさらに利用す

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【AppSheet】薬局薬剤師が作った、疑義照会アプリ(5)大幅アップデート〜Geminiによる画像認識で処方内容を読む〜

はじめに

当社のアプリは基本的には無料で加盟店舗様に配布しているものとなります。
加盟店舗様というのは、エクセルVBAで作った地域の医薬品在庫共有ツール(月額300円)に加盟していただいている店舗様です。昨今の医薬品不足により近隣店舗で薬を融通しあう機会も増え、欲しい薬をすぐに検索でき、自店舗から距離が近い順に表示されることで、地域で助け合える環境を整えるため生まれたツールです。静岡市を中心に現

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①薬局スマートフォン在庫検索アプリ

薬局では、多様な病院から出される処方箋を受け付ける必要があり、その結果として、在庫のない薬を急に必要とすることや、予期せず在庫が動かなくなってしまう薬が増える傾向にあります。これにより、不動在庫が生じることは避けられず、多くの薬局はこれを避けられない事態として受け入れているか、卸売業者への返品を試みています。私たちは初め、発注システムからの購入履歴を毎月ダウンロードし、Excelで集計して、各薬局

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