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カランダッシュに、もえる

カランダッシュ849。

このペンのことを知ったのは、ほんの数日前。筆記具好きのひとの熱が、読み手に伝わる記事。わたしも文房具好きなので、うっとり。

買おう、と思った。あんこぼーろさんの購入理由のように、わたしも何かの記念とか小さなお祝いにしよう。真夏には誕生日もあるし。

でも、誕生日は、ひと月以上先だ。そして、愛用のペンを失くしてしまって、買い換えようかなと思っていた。オンライン価格は、そのペンと同じくらいだった。

で、ポチッと。

来たのがこれ。

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筆記用具は、青が落ち着くので好きだけど、オレンジ色を見かけたので、それにした。これなら、目立つからなくさないだろうと思った。失くしたペンは、深い青だった。


感想として、いいこと、まあまあのこと、の、まあまあの方。

使っていると、色に気をとられる。

しかたがない。スクリーンで見たときは、もう少し柿色に近く見えた。ネオンカラーのオレンジだった。使っていて、忘れてしまう、というわけにはいかない。

あんこぼーろさんの記事では、ペンは高級感あるパッケージの中にあった。わたしに届いたのは、こんなの。

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プレゼントを、リボンかけてでなく、茶封筒かなんかに入れてもらった気持ち。

これも、しかたがない。値段が、手の出せるものだったし。素っ気なくて、サービスよくないけど、値段は安い。そんな店で買ったわけだ。じゃなかったら、こんなにすぐには買ってなかった。

そして、私が持ち慣れているのより、細めなので、やや心もとない気がする。

普通のボールペンも使うが、好みも、慣れているのも、太め。

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太めだから持ちやすい。わたしの手が大きいからか。


で、いいこと。

なにもかもがスムーズで、ひっかかることがない。

ぼーろさんが書かれていたように、ペン先を出す、カチカチの音もしない。ひっかかりなく、芯が上がり下がりする。

そして、書き味なめらか。滑る感じ。

いつもは、ほんのちょっとだけ、ペンがひっかかるような感じがする。そう悪いことではなくて、ていねいに字を書こうとすると、形をとるのを手伝ってくれる気がしている。このペンは、まったく、ひっかからない。すらすらっと音がしそうなほど、流れる。字が曲がるところとか、万年筆みたいに、ちょっとだけ、ガリッとなってもいいのに。字の形よくなるのに。

でも、これだけスラスラということは、字がどんどん書ける、ということだ。つらつらか、だらだらか、書き落としたい時に、すごくいいのではないかと思う。林真理子さんがインタビューで、原稿は手書きで、サインペンで書いていると言っていた。力を入れずに、さらさら書けるからだそうだ。

このペン、英文とかには、すごく合いそうだ。そうだ、縦書きは?

してみたら、すらすらと書けた。

縦書きの字は、横書きよりなんだかなあ、といつも思うが、ちょっと上手く見える気がした。自分では、そう思った。(こうして見るとそうでもないが。)

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そうだ、縦書きの時や英文の時に使えばいいんだ!というより、このペンが、わたしを縦書きの人にしてくれるかも。

何かをまとめて書くときは、キーボードを打つ、とかばかりだった。ペンは、メモとか、走り書き、日記。カランダッシュ849を買ったおかげで、走るペンから文が出てくるよろこびを、味わえそうな気がしてきた。少なくとも、そう思うことで楽しい気分になる。


って、これ、タイプして書いてるんだけど、、。



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あんこぼーろさん、カランダッシュをおしえてくれてありがとう。熱ある解説も。


と思っていたら、また、深い文具愛が。

3分で読めると書いてある記事だが、いや、その3倍はかかるよ、読むのに、とツッコミたくなる長さと内容で。何かの企画、(たとえば、というより、これでは、と思った、「#呑みながら書きました」)かと思う展開で。または、いつものあんこぼーろさんらしい記事なのかな。真面目にふまじめな、真面目な人の。



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