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母の日のプリティ・イン・ピンク

よくある 話の プリティ・イ ン・ピンク
高校 青春 ドラマの 恋愛
プロムに 行くとか 行かない とかって

おきまり 凡庸 普通の 話が
音楽 と服で 名作 に変わる
究極 のチープ シックな 着こなし

音楽 に惹かれ 見たはず の映画
気がつく と涙 けなげな ヒロイン
時代の 寵児 モ リー・リン グウォルド


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今年の母の日は、早すぎて、私自身は前日まで気がつきませんでした。

(知ったのは、ミーミーさんの記事!)


うちは、記念日とか、特別な日に、あまりなにもしないのが定番です。今年は、それでも、夕食を連れ合いが全部つくってくれました。

そして、子どもらが、夜にいっしょに、映画を見てもいいと言ってくれました。それも、わたしが選んでもいい、と!

 おかあさんが選んだら、アレになるよ。選ばせといて、どっか行っちゃうとか?

 わかってるよ。見るよ。いいよ、選んでも。

わたしのアレとは、 「プリティ・イン・ピンク (邦題:恋人たちの街角)(1986)」。

うれしい!ずっと、抵抗されてたのに。

子どもらが、ちょっと大きくなって、大人レベルの映画を見れるのがわかった頃から、わたしや連れ合いにとってなつかしい映画を、子供といっしょに見るようになりました。リバイバルで上演している名作を、子供を連れて見に行ったこともあります。

でも、気がつくと、いっしょに何かを見ることは、あまりなくなりました。特に、映画は、好みも別れ、拘束時間も長いので、私たちが選ぶものを見たがらなくなりました。映画館には、親とは行きたがらないし。

4人で見た最後の映画は、「サーチ」です。

そして、わたしが見たいと言えば、それだけで、子供らは、見る気を失いました。

最近では、「ボヘミアン・ラプソディー」。あれだけ評判になって、上の子は、待ちきれないくらい楽しみにしていました。でも、私が先に見てしまい、よかったよかったと騒いだせいで、子どもは興をそがれ、結局今だに見ていません。

わたしが子どもといっしょに見たい映画は、リスト上に、あと2本だけ残っていました。両方のタイトルをずっと言い続けたのに、かえって、言い続けるから、子供には、見たくない作品になりました。その1つが「プリティ・イン・ピンク」。


それが、今回、子どもの方から。それだけでも、感激。そして、作品に涙。

これで、4回は見た「プリティ・イン・ピンク」。もっと見たかも。
冗談じゃなくて、最高の母の日のプレゼントでした。


あと一本映画が残ってますが、それは、もうどうでも。
(「べンハー」です。)


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定型3行短文(詩) 提唱 (見守る大人)zep0814 理昭さん  企画(見守る幼ななじみ) しめじさん

 

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