見出し画像

有名大学病院でのこと。

私はセカンドオピニオンをとる、そして子宮全摘をする病院を選ぶのに
A病院とB病院に話を聞くことにしました。

A病院とB病院は駅も近く私立系か国立系かの違いで
手術数も多いし、婦人科系に強いとの口コミを信じて
婦人科長あてに依頼をし、どちらの病院ともコンタクトをとることができました。

A病院

私立大学系
比較的若い医師が多い
婦人科の手術数はその地域では群を抜いている
建て替えられたばかりで病院が綺麗

この時主人は出張中でおらず、私一人でいったからなのか
すごく舐めた態度を取られました。
ロン毛のその医師は
私の診察歴や細胞の標本をみながらこういったのです。
「もう癌になってるし、手遅れちがいますかね?いつ取りますか?
卵巣残したい?そんなことできません。何いっているのですかね?」
そしてあろうことか、今通っている病院の医師の診断書をみて
「こんな診断書ではね~ちゃんと書いてもらわないと困りますね。」
そして内診をしている時は同僚とくすくすと笑いながら器具を子宮にいれられました。そして極めつけは「僕の腕は確かなので、日本で数件しかできない手術もできますよ。」と言われました。
何だこの病院?なんだ?この医師
びっくりするのと、なんだか侮辱された気持ちで、怒りがこみあげて
医師の診察のあと、すぐに看護師が手術の日にちを決めようとするので
驚いて、まだこの病院で手術することを決めたわけではないし、
あの医師は信じられないので他の医師にみてもらえないかということを伝えたら、「腕はたしかなんですけどね・・・」とひとこと。

もうええわ。
と思い、暗い気持ちで自宅に戻りました。色んな医師がいるものですね。

B病院
国立大学系
婦人科の手術数はまぁまぁ多い
古い病院の為、病室はあまりきれいではないが普通

A病院のことがあったので、主人に休みをとってもらい
話を聞くことに。
A病院の医師は私たちの顔を見ると
「長い間待たせてすみません、初めまして医師の〇〇です。
遠いところお疲れ様でした。きり子さん夫婦は
大変頑張られたのですね。うんうん。お疲れ様でした。」

前回のことがあったので
この時点で涙ダーーーー
医師の言葉は続きます。
「子宮をとるというのは、女性にとっては一大決心です。
本当にとってよいのか、とって後悔しないのか
ちゃんとお二人でもう一度話し合ってください。
後悔しないように。ちゃんと自分で考えて。決めてください。
そのうえで。僕はまだきり子さん40歳やし、あと1回くらい
不妊治療したいというのであればしても良いと思います。」

ん???
心揺れることいわないで!先生!
「幸いにも子宮体癌は進行が遅い癌なので
まだ考える余地はあります。そして二人で出した結果をまた僕に
教えてくださいね」

その言葉を受けて、あと1回不妊治療することになるとは・・・
本当に書いていて恥ずかしくなるくらいです・・・
諦めがわるいとはこのことですね。・・・次回に続く






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?