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BtoBキャッシュレスが普及した未来に想いを馳せる

こんにちは、LayerXの秋田です。
法人向けのクレジットカード「バクラクビジネスカード」のビジネス開発を担当しています。

スタートアップは、イノベーションを起こすべく、良いプロダクトづくり・事業Growthが最重要テーマです。

私もバクラクビジネスカードを、どうGrowthするか・成長スピードを上げるためには何をすべきか と日々頭を悩ませています。

短期的な事業成長というテーマに近視眼的になりがちですので、今後の振り返りのために、未来に想いを馳せる をテーマに今回noteを書いてみました。

この記事の対象者

・BtoBキャッシュレス領域に関わっている方
・BtoBキャッシュレスに興味のある方

BtoBキャッシュレスの現況

BtoB取引の国内市場規模は約1,000兆円。
キャッシュレス決済の比率は4割未満と言われています。

BtoB取引の主な支払い方法は
・口座振込・口座振替
・手形
・カード
が挙げられます。
今回、BtoBキャッシュレス = カード払い にFocusして記事を書きま
す。

少し古いですが、Visaのレポートで日本における法人カード普及率・BtoB取引でのカード決済が低水準であることが言及されています。

出典: 「中小企業の事業間決済におけるキャッシュレス化・デジタル化推進」


なぜ、BtoB取引でキャッシュレス(カード払い)が浸透していないのでしょうか。

BtoB取引でキャッシュレス(カード払い)が進まない要因

売り手企業(Supplier)と買い手企業(Buyer)の側面で、度々目にする要因は以下です。

  • 売り手企業(Supplier)サイドでの要因

    • カード決済に応じて発生する加盟店手数料が売り手企業にとって負担となり、カード決済を受け付ける売り手企業が増えない。 

  • 買い手企業(Buyer)サイドでの要因

    • 日本ならではの商習慣。

    • 銀行振込や手形での決済方法が発達、浸透したたしたため、カード払い に切り替えるメリットが少ない。

これは乗り越えれない壁なのでしょうか?

キャッシュレス(カード払い)のメリット

売り手企業(Supplier)と買い手企業(Buyer)視点で、カード払いのメリットもあります。

  • 売り手企業(Supplier)のメリット

    • (企業にもよりますが)口座振込・口座振替の場合、提供企業の与信判断が必要。入金消込も大変。カード払いの場合、これらの業務負荷を軽減できる。

  • 買い手企業(Buyer)のメリット

    • 口座振込・口座振替の場合、振込・振替手数料が買い手負担が一般的。カード払いの場合、この手数料がかからない。

    • かつ、カードにはキャッシュバック等、還元がついているものが多い。

もちろん、メリット・デメリットありますが、キャッシュレスが進まない・支払い手段としてカード払いが、Supplier視点でもBuyer視点でも、必ずしも劣後しているとは考えておりません。

キャッシュレス(カード払い)を推進するために

企業における支出は全てが企業間取引ではないため、主な支払い手段は、
・請求書を受領し、口座振込・口座振替
・カード払い
・立替精算(小口現金運用)
になります。

私が担当している「バクラクビジネスカード」は、買い手企業の支払い手段として導入いただけ、何枚でも発行可能、発行したカード毎に利用制限を柔軟に設定でき、従業員にも法人カードをお持ちいただけるプロダクトです。

便利な法人カードを提供することで、立替精算(小口現金)で運用されている支払いを、法人カードでの支払いに切り替えたいと思っていただけるプロダクトを作っております。

<注:以下はLayerXではなく、私の個人的な考えです!>
キャッシュレスが普及するには、カード支払いを受け付けている企業(売り手)・カード支払いをしたい企業(買い手)双方の需要創造が必要と考えており、買い手企業のカード払い需要を促進することで、キャッシュレス普及の一助を担えればと考えています。

注:補足

  • LayerXが提供している「バクラク」のコンセプトは「企業の支出管理をなめらかに一本化」であり、キャッシュレスの促進 ではありません。

  • 一方、私がLayerXにjoinしたのは、「バクラク」のコンセプト × 「法人カードの提供」がBtoBキャッシュレス普及の一助を担える!と思ったからです。(他にもjoinしたい!と思った理由は、たくさんありますw)

BtoB取引キャッシュレスが普及した未来に想いを馳せる

初心を忘れないために、なぜBtoB取引キャッシュレスを普及したいのか、
どんな未来になるのか?を書きます。

各企業は売り手・買い手、両方の側面があります。
まず、バクラクビジネスカードに限らずバクラクシリーズで、買い手側面の業務負荷を軽減し、事業成長の足枷を排除、事業成長に貢献する。
売り手側面は、キャッシュレスでデジタル化された取引で、企業の与信・入金消込(債権管理)等の業務負担を軽減し、事業成長の足枷を排除。

LayerXのミッションと一緒です!w

バクラクビジネスカードでの決済額を伸ばすことがGoalではない。
バクラクビジネスカードを普及、法人カード市場を盛り上げることで、BtoB取引キャッシュレスの市場拡大の一端を担う。
結果、売り手企業も前向きにカード決済を受け付けていただく未来を創造。

また、カード決済の普及がGoalでもなく、デジタル化された取引で、経済活動の摩擦を解消する。
そんな未来を創っていきたい。

最後に

  • BtoBキャッシュレスに想いのある方!

  • あれやりたい・これやりたいと色々アイデアをお持ちの方!!

カジュアルに意見交換・お勉強させてください。

  • LayerXのSaaS×Fintechが気になる方!!!

未来を創造するためにやりたいことは、まだまだ沢山あり、絶賛仲間募集中です!
LayerXに少しでも興味をお持ちの方、カジュアルにお話させてください。





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