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Think Weekをやってみた

こういうのをやろうと思って、3日間休んでみた。

成功した「一流人」の多くは、仕事や日常生活から離れ、静かに自分自身と向き合って思考に集中する――いわゆる「自分会議」の習慣を持っていることをご存じですか?
たとえば、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏の「Think Week(考える週)」。ゲイツ氏が年に2回、日常の業務から完全に離れ、静かな別荘で1週間ほど自分と向き合い、仕事や人生に関わる重要な決断をする時間を確保していることは、よく知られています。

数日前から、この期間に考えたいことをリストアップもしておいた。
考えたいことというのは、タスクのような「やる」ものではなくて、「あのテーマについてこれからどうしようか?」という未来像であったり、「いろいろアイディアは出てるんだけど、まだまとまりがないからいったん絵にしてみたいな」という全体像だったりする。

で、やってみた感想だけど、3日間ずーっと考え続けるという状態にはならなくて、あるいはなれなくて、当初イメージしていたものとはだいぶ違う時間の過ごし方になった。

なにがどう違ったのかな。
ひとつ大きいのは、「さあ、考えよう」と言って机に向かうのは得策じゃないなと言うこと。
始まる前のイメージでは、子どもを保育園に送ったあとは、ずーっと机に向かって、「はい、まずはこのテーマ」「じゃ、次はこのテーマ」みたいな感じで、どんどん頭が次のテーマに移っていくのを期待していた。
もちろん、通り過ぎた後には、未来像なり全体像が、箇条書きでも絵でもいいのだけど、なにか目に見える状態になっているのを期待していた。

でも実際は、時間はあっても、「なんかちょっと気が乗らない」という、言葉にしてしまうと恐ろしくつまらない、でもだからこそ「本当の」理由で、机に向かうというところに行き着かなかった。
かわりに何をやっていたかと言うと、録り溜めたモヤさまをだらーっと見たり、モヤさまをだらーっと見ながらジャンクな昼飯を食べたり。
週2でどんどんやってくる札幌戦も見るのが追いついてなかったのでそれも溜まってるぶん全部見たり。
あとは昼間に急にビール飲んでみたり、2時間くらい昼寝したり。

やってみて自分の肌感覚がわかったのはよかった。
まあこれが普段の生活圏を離れて泊まり込みみたいな本格的なかたちでやったらまた違うのだろうけど、最初としてはこれくらいのソフトランディングでいいでしょう。

やっぱりvacationの本質はvacantというか、いったん全部吐き出してカラにするというところ。
「やりたいこと」を事前にリストに充填してあると、それはノルマになっちゃう。
だったら、平日に時間区切って締め切り効果つくって集中したほうがいい。
考えると言ったって、ひとネタにつきたかだか2時間以内なわけだし。
空白のなかに何かが流れ込むのを待つこと。
なにが流れ込むかは、流れ込むまではわからない。
vacantにして、浮雲のように漂ってきたものをつかむ。

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