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くるしい体験を繰り返す仕組み

何度も同じにがい体験を繰り返してしまう人がいます。

「また同じようなミスしちゃったよ」
「どうにかこのループを抜け出したいのに」

こういう相談をしてくれる人には決まった特徴があります。

それは、原因がわかった後に

「~と意識してみたいと思います!」
とか
「~を大事に考えてみたいと思います!!」

と、気持ちでなんとかしようとする人。いや、ほんと言いたいことはわかります。原因もわかったし、そこを気を付けておけばもう繰り返さないぞ!って勘違いしちゃうんですよね。

そして、気をつけておけばその場でなんとかできるって思い込んでしまうという…

結論から言うとその場面で何らかの環境の変化が必要です。

同じ思考を繰り返すわけ

自分をかえる環境の変化の作り方

例えば

「意識してみたいと思います」という人には
「意識しているとしたら、次の機会は具体的に何が変わっていそう?」
と目いっぱい具体的に想像してもらいます。

想像できたら、あとは準備するだけ!

この「想像する」の力はかなり差があるようにも感じます。

たとえば想像の中には正解がないんです。つまり、想像してあの場面であれがこーで、これがこーでといえるとしたら、すべて「勝手に決める」なんです。

そう、根拠もなく自分の好きな形を描く力、言い換えると、未来を自分が決定する力が必要になります。

せめて、想像の世界くらい好きにしませんか?

こうすることで、意識で“思い出す”に頼ることなくループの中から抜け出していく事ができます。

脳の環境を変える

ここからは裏技できなあれです。あまり知られてはず。

実は意識で“思い出す”ことはできなくても、で思い出すことができます。

ここでちょっと実験をしてみましょう。

次の言葉を読んでみてください

・黄色
・辛い
・インド

どうでしょう?

・お正月
・のどに詰まる

それぞれ、カレー、おもちが思いだされます。だされました?笑

これをプライミングといいいます。上手くいかない場面では、うまくいかない選択にプライミングが起きてるとも言えます。この書き換えをしておくことによって、自分の脳が勝手に思い出してくれるというわけです。

匂いや、感じと紐付けするシュミレートするとより強くなると言われています。

例えば、冷蔵庫、冷たい、おなかを壊す

これを紐付けすると、無作為に食べていたデザートに嫌な印象を持たせることができます。ダイエットに有効ですね。

とはいうものの、慣れるまではむずかしいので、お遊び程度からはじめて大事な場面でもできるように用意するのがおすすめです。

今日のポイント


・意識ではなく環境を変える
・すでに変えられる環境はすぐに変える
・思い出すためには脳を変える

コーチングでは、そういった行動のキッカケまで詳細に考えることによって、同じ行動のループから抜け出すことができるので、ぜひ体験してみてください。


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