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プロはしゃべりながら観察する

今日の結論は
【相手の状態を常に観察しながら、自分の言葉を届けるのがプロ】

最近、会話について超面白いこと気づいたんだよ。それがさ、素人の会話とプロの会話って、全然違うってことなんだよね。どのくらい違うかというと、羅臼昆布の出汁と利尻昆布の出汁くらい違います。

※羅臼昆布は肉のようなガツンとした出汁で、利尻昆布は透き通った上品な出汁

まぁ、出汁の話はこれくらいにしておきます。今日は。

本題なんだけど、僕も昔はこんな感じでした。高校のころだったかな、友達と話すとき、自分の言いたいことばっかり話してて、相手の反応とかあんまり気にしてなかった。とにかく「自分の言いたいことを言う」をどうやって成し遂げるかをミッションにして生きてました。

無事ミッションを成し遂げたせいか、昔の友達はあまりいません。

「昨日見た映画さ、めっちゃ面白かったんだよね!」っておそらく興奮して話してたと思うんです。まぁ映画はあんまり見なかったけど、そんな雰囲気を想像して読んでください。
友達の表情とか全然見てなくて。目には入ってるけど見てない。で、一通り話した後に、あれ、一人で話してたって気づくの。(泣)

で、時を進めよう。高校から14年勧めます。32歳になりました。今から6年前にとある会社の50歳くらいの白い短髪の年上の常務さんと食事をする機会がありました。
(なんか小学生の、算数の文章みないになってますね。では、今何歳でしょう?みたいな)

そうじゃなくて、そのすばらしい常務さんの話し方を見て「はっ!」ってなったわけ。この人、話をしながら相手の反応をめっちゃ見てるんですよ。で、その反応に合わせて話し方を変えてるの。

その人の仕事を見させてもらった時のこと、社員に仕事の説明してる時に、最初は「これ、こうやってやるんだよ」って普通に説明してたんだけど、新入社員の表情がくもってきたのを見て、すぐに「ごめん、ちょっと難しかったかな?もう少しゆっくり説明するね」って言い方を変えるわけ。

教わる本人が、ゆっくり説明してくださいっていうのって実際むりじゃない。大体教わるときって上司なんだもの。

そこで気づいたんだよ。あぁ、プロのしゃべり方って、しゃべりながら観察してるから、言ってみれば『発信しながら観察しつづけてる』んだなって。

「くもってきたのをみて」←相手が表現したものではなく、勝手に表現されているものを扱うってこと。

で、僕も真似してみた。

家に帰った時に「この本面白くてさ~」って話し始めたんだけど、子供の表情見てたら、あんまり興味なさそうだったの。で、すぐに「今日の部活はどうだったの?」って軌道修正したら、子供の顔がパッと明るくなって会話がはずんだんだよね。

「話しながら観察する」これ2つのことを同時にしてると思うじゃないですか。大変そうだなって。

実際やってみると、2つのことを同時にしてるんですよ、大変です笑

でも、これができるのって、めっちゃ大事なポイントだと思ってる。相手の状況に寄り添った会話ができるってことは、もっと深いコミュニケーションができるってことだからさ。

例えば、仕事の営業でも同じことが言えるよね。お客さんの反応見ながら、「ここ、もうちょっと詳しく説明した方がいいかな」とか「ここ、スキップしてもいいかも」とか、臨機応変に対応できるわけ。

結局さ、プロの会話っていうのは、相手との対話を楽しみながら、お互いの理解を深めていくプロセスなんだよね。一方的に話すんじゃなくて、相手の反応を見て、それに合わせて自分の話し方を調整していく。そうすることで、もっと濃密で意味のある会話ができる。

せっかくここまで読んでくれたので、これからは意識してみて。話すときは、自分の言葉だけじゃなくて、相手の反応にも注目してみる。そして、その反応に合わせて、自分の話し方を変えてみる。きっと、今までとは全然違う、もっと楽しくて深い会話ができるはずだよ。

ぜひ、次に誰かと話すとき、必ず実践してみて。相手の表情、身振り手振り、声のトーンとか、全部観察しながら話してみる。そうすれば、もっと相手に寄り添った、「相手の為に話す」ができるはず。



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