フェラーリ
F1の帝王の物語「フェラーリ」
映画「フェラーリ」は、F1の帝王と称されたエンツォ・フェラーリが創業したフェラーリ社と、ライバルであるマセラティとの熾烈なレースバトルを描いた作品です。特に注目すべきは、1,000マイルに及ぶ伝説的なロードレース「ミッレミリア」での戦いです。
エンツォと妻ラウラの間に生まれた息子ディーノは、24歳の若さで病に倒れます。本作はその翌年から物語が始まり、フェラーリ家の人間模様とレースの裏側をリアルに描写しています。
本作の見どころは二つあります。一つ目は、フェラーリがレース界で確固たる地位を築くまでの奮闘記。二つ目は、エンツォとその愛人リナ、彼女との息子ピエロ、そして妻ラウラとの愛憎劇です。
クライマックスでは、ミッレミリアの30年の歴史に終止符を打つこととなったフェラーリドライバー、ポルタゴの事故が描かれています。田舎道で超高速で横転し、宙を舞うフェラーリが沿道の観客を巻き込む様子はショッキングであり、ドライバーのポルタゴが放り出される惨状が鮮明に映し出されています。
見どころ
イタリアの美しい内陸を舞台にした1,000マイルレース「ミッレミリア」
終戦後間もない時期のイタリア自動車メーカーの興隆とアメリカ資本との提携話
安全装置が未発達だった時代の危険なレースマシンの爆走シーン
映画「フェラーリ」は、レースファンのみならず、ドラマチックな人間模様に興味がある方にも見逃せない作品です。
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