アントニオ猪木をさがして
昨年亡くなられたアントニオ猪木を偲ぶドキュメンタリー映画。
制作自体は生前から企画が立ち上がっていたらしく、本来ならば公開に際して本人のコメントや、リング復帰まで考えられていたらしい。
各人が故人を偲び、アントニオ猪木を語るドキュメンタリーパートと、アントニオ猪木に心頭する中村氏のドラマパートとが交互に展開する。
ドラマパートは、正直「どうなんこれ?」って感じであまりパッとしない。
しかしながら、ドキュメンタリーパートのみでも、退屈な展開なので実際のところいい感じの組み合わせ。
入場特典のステッカー。
これただの宣伝じゃない?
この映画の見どころは、アントニオ猪木と棚橋弘至選手の心情だと思う。
アントニオ猪木は、徹子の部屋パートで「プロレスはスポーツという括りにハマらない、もっと高度なエンターテイメント」というような事を言っていたが、政界進出した際には「スポーツ平和党」を立ち上げるというズレたことがある。
そんな折、もはや現場にも出てこなくなった、猪木に対し、棚橋は道場の等身大の猪木パネルを外すことを決定する。
そして、アントニオ猪木亡き今、改めて棚橋は道場にアントニオ猪木パネルの復帰を決意する。
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