トンネルは、どこまで続くのか

勝ち点を、本当にひとつずつ積み上げている。
先制して、中盤のバランスをいじり、同点に追いつかれる。
もはや、引き分け癖がついてしまっている。
選手には、そんな思いはないのだろうけど、ここを抜け出すキッカケを、誰が見つけるのだろうか。

そのキッカケを手繰り寄せると思っていた渡井がポルトガルに旅立ってしまった。
そんな今、徳島を盛り上げられるのは、同じ静岡学園出身の玄理吾しかいない。
スタメンで名を連ね、期待感あるプレーの数々を魅せてくれている。
何度も訪れる、暗い暗い引き分けトンネルを抜け出す明かりになりうるのは、23番しかいないように思う。

ただ今、J1で見てみたいと思う徳島ヴォルティスの選手が、玄理吾しかいないのが大問題な気がする。
リカルドの時は、リカルドのサッカーが、徳島ヴォルティスのサッカーが、どれぐらい通用するかが楽しみだった。突出した選手がいなくとも、可能性も、期待感も、あった。

今は、玄理吾だけである。

このままでいいのか。
徳島ヴォルティスの楽しいサッカースタイルは、どこにいってしまったのか。

あの頃の楽しい徳島ヴォルティスを、もう一度見ることができる日は、くるのだろうか。
暗い道のりに、明かりを射す日は、近い。
という気が、まったくしない。

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