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動画広告上での読みやすい字幕の作り方

こんにちは。デザイナーの永井です。

先日は、Yahoo! JAPAN が提唱する動画広告の4原則とは の中で、多くのユーザーが、端末から音声が出ないミュートの状態で動画広告を見ているので、ユーザーに動画の内容が伝わるようにテロップや字幕で補足することが重要とお伝えしました。

また、動画広告に字幕を入れることで、入れていない動画に比べて、スマホで動画視聴時間が、平均11%も上がります。

示唆6

※Yahoo! JAPAN 調べ、2018年6月~2019年8月

では実際にどうやって下記動画のような字幕やテロップを作れば良いのでしょうか?

この記事では
動画広告のクリエイティブはどうやって作る? 現場で使っているツールを紹介しますでもご紹介した、動画編集アプリケーションAfter Effectsを用いた手軽な字幕の作り方について具体的に解説します。

読みやすい字幕とは?

動画広告に文字を出す上で一番重要な事があります。
それは、「文字に装飾をつけて視認性を上げる」ということです。
動画は表示タイミングによって文字の背景の色が異なることが普通です。そんな中で文字の視認性を確保するためには、映像の色に影響を受けないよう文字の視認性を上げることが重要です。このように文字に境界線を付けるだけでもかなり見やすくなりますね。

字幕有り無し

次からは実際にAfter Effectsを用いて字幕を作っていきましょう。

コンポジションの作成

まず、After Effectsを開き、「コンポジション」から「新規コンポジョン」を選択しましょう。
ポップアップウィンドウが出るので、自分が編集する動画に合わせて、ファイル名や、縦横比などを設定します。ここでは「字幕テスト」という名前にします。

スタート

素材の読み込み

次に、実際に字幕を作ってみましょう。
まずは動画作成に必要な素材を読み込みましょう。「プロジェクトパネル」に素材ファイルをドラッグ&ドロップすれば 簡単に読み込ませることができます。
読み込んだ素材を「タイムラインパネル」にドラッグし、動画に字幕を載せていきます。

素材の読み込み

文字に境界線をつける

左上のツールパネルにある文字ツールを選択し、実際に入れたい文字を入れてみましょう。右側にあるテキストパネルで、文字の色や種類、境界線、サイズなどを変更できるので、境界線を足していきましょう。ご覧のとおり、簡単に文字に境界線をつけることができます。

境界線の付け方のコピー

またフォントの選び方によって視認性や伝えたいイメージが変わります。
ゴシックの場合、均一の太さで見やすく、インパクトが強くなるため視認性という意味ではゴシック体のほうがいいかもしれません。
明朝体の場合は、少し見にくくなりますが、一方で真面目さや誠実さが伝わりやすいので商材によっては明朝体の方がむしろ良い可能性もあります。
明朝体を選ぶ場合はフォントの大きさをゴシック体より気持ち大きく調整することをお勧めします。

見え方

文字の下に帯を敷く

動画上の文字を読みやすくする方法は、文字に境界線をつける以外にも方法があります。
このように文字の下に帯を敷くだけでも視認性が上がります。帯を敷く方法も境界線同様とても簡単にできるテクニックなので解説していきます。

帯有り無し

上部にあるツールバーから長方形ツールを選択して図形を追加し、位置を調整する事で簡単に字幕ができます。

帯のつくり方

まとめ
今回の記事では動画上で読みやすい字幕の作り方について、実際の画面を元にお伝えしました。
動画広告の四原則でも紹介しました「音声がなくても伝わる動画」を意識して、伝えたいメッセージの視認性を上げてみてください。
次回以降で、After Effectsを利用した動画のカット編集などを紹介していく予定です。お楽しみに!

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