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昨日はよく眠れましたか?

「昨日はよく眠れましたか?」。旅館に泊まったり、出張に行ったり、人の家に泊まったりすると、ほぼ確実に朝に聞かれる言葉だ。まあこれは世界共通の挨拶みたいなもので、日本に限らず海外でもほぼ確実に聞かれる。要するに、「何も問題はなかったか」ということを聞かれているのだ。
 
僕は基本的に睡眠に関しては問題がないほうで、夜中に目覚めることなど全くないし、朝もそれなりにスッキリと起きられる。睡眠時間はだいたい平日で6時間、休日だと7時間前後だ。それぐらい寝られればまあ十分かな、と思う。
 
しかし、同じ6時間睡眠でも、日によってはなんだか起きた時にコンディションが違うな、と思うときがある。起きたときに異常にぼーっとするというか。たまにそういう状態になる。

俗にいうスマートウォッチの、Xiaomi Miband4というのを買ってみた。偶然みたウェブのレビューで、値段のわりに性能がいい、というのをみたからだ。気になる値段は驚きの3800円だったので、まあ最悪ゴミだったとしても許容できる金額かな、ということで購入してみた。
 
特に何かの機能を期待していたわけではないのだが、まあそれなりに色々と機能がついている。時間がわかるのは時計なので当たり前だが、ラインやツイッターの通知がくる。あと、心拍数を測ったり、万歩計になったりする。あと地味に嬉しいのが、タイマーがついていること。僕は何をするにも時間計測をしたり、タイマーを使ったりするので、腕時計のデバイスでこれができると非常に助かる(このブログを書く時間も計測している)。腕時計が振動するだけで知らせてくれるので、仕事でもタイマーが応用できて、非常に便利だ。
 
そして、睡眠計測の機能がついていることを、買ってから知った。自分としては全く期待していなかった機能なのだが、これをつけたまま寝てみると、朝になるとレポートがあがってきた(iPhoneのアプリで見ることができる)。睡眠時間の質を分析することができる。睡眠の時間と、「浅い眠り」と「深い眠り」の時間がそれぞれ書かれている。それによれば、全体の25%ほどが「深い眠り」に該当するらしい。時刻を見ると、だいたい就寝時間と起床時間がその時間だったので、睡眠時間の精度は、まあ合っているかな……と思った。
 
ただ、どういう仕組みで「浅い眠り」「深い眠り」を計測しているのかわからない。ネットで調べてみると、どうも振動や心拍数などから計測しているらしいのだが、はて、その精度は……?
 
疑心暗鬼ながらも、何日か使ってみると真価がわかるようになった。要するに、何日か使えば、相対比較ができるのだ。自分の毎日のだいたいの「深い眠り」の比率がわかっているので、それが何%かでその日の睡眠の深さが知れるようになる。こうなってくると便利だ。
 
精度はもちろんよくわからないけれど、数字と自分のコンディションを照らし合わせてみると、まあだいたい合っている気がする。同じ6時間寝ても、「深い眠り」の比率が低いと、なんとなくぼーっとしている。この比率が高ければ、スッキリしている。シンプル。いまのところは、この数値が参考になっている。

「昨日はよく眠れましたか?」。この質問に対して、僕は次からは数値で正確に答えることができるようになるだろう。「そうですね。普段の僕の睡眠時間と時間は同じですが、深い眠りが5%改善されています。これはおそらく、マットレスの適切な反発力と、枕の高さが影響していると考えられます」と。
 
こう考えると気持ち悪い時代になりましたね(笑)。まあ、でも利用はさせてもらいますけども。何かが改善されることを願いたい。(執筆時間15分3秒)

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