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寝るときに波の音を聴く

最近、寝るときに「波の音」を聴いている。これはYouTubeにあったものをダウンロードしてきたもので、長さが10時間ぐらいあるので、リピートしなくても朝まで持つ。どこか南の島の波の音らしい。かすかに流す、というよりは、それなりの音量にして毎晩流している。
 
寝つきは悪いほうではなくて、基本的には朝まで問題なく寝れるほうなのだが、どうせ寝るなら効率をあげたほうがいいかな、と思って試してみた。ただもちろんこれにはリスクはあって、合わなくて睡眠不足になってしまったら仕事中に眠くなってしまうので、大丈夫かなという不安はあった。しかし、むしろ仕事中に眠くなることが減ったような気がするので、自分には合っていたようだ。よかった。
 
昔はよく「雨の音」を流していたのだが、「ザーッ」という音はどちらかというと単調なので、ずっと聴いているとノイズみたいに聞こえてくる。それよりは、一定の抑揚のある波の音のほうがいいかな、思ったのだが、いまのところ問題なく運用できている。
 
自分では結構深く寝れていると思っているのだが、夢をよく見るようになったので、もしかしたら眠りは浅いのかも。まだこれをやりだして一週間ぐらいなので、弊害が出てきたらやめようと思うが、しばらくは続けてみようかと思う。


僕はふだんこうやって文章を書くことも多いので、「作業中に何かを聞く」ということはずっと試行錯誤をしてきた。長年試してきてひとついえることは、ラジオはぜんぜんダメだ。ラジオが好きなのでラジオを聴きながら作業がしたいのだが、文章書きながらラジオを聞くことは不可能に近い。音楽の部分ならまだいいのだが、途中でCMとか入ってきたりするし。基本的に、作業中に人の声はダメみたいだ。
 
音楽はジャンルによるけど、飽きがくるので、選曲が難しい。執筆に合った音楽を見つけても、ずっとそれを聴いているとそのうち飽きてくる。その点、雨の音とか波の音とかは環境音なので飽きがこない。ジュースは飽きがくるけど、水は飽きないのと同じ理屈だろうか。シンプルなものほど持続性が高いというか。


「作業中に何を聴くべきか」。実はこれは生理学的には答えが出ていて、「作業中は何も聞かないのがいい」らしい(メンタリストDaigoの本に書いてあった(笑))。要は、音楽は気分を高揚させる効果があるので、音楽を聴きながらやると作業効率はあがっているように見えるけれど、実際は「音楽を聴く」ことに集中力をもっていかれているので、作業効率はあまりよくないと。ではどうすればいいのかというと、作業の「前に」音楽を聴いて気分を高揚させ、「無音」の状態で作業するといい、と。なるほど、なんとなく説得力あるかも。
 
「寝るときに何を聴くべきか」はいろんな意見があると思うけれど、たぶん自分に合う、合わないがあると思うので、色々試してみるといいんじゃないかな、とは思う。とりあえず波の音は試してみたけれど、自分にはなんとなく合っている感じがする。
 
何より、波の音を聴きながら寝ると、海辺の旅館とかにいる気分になれるんだよね(笑)。実際は東京なんだけど。ちょっとした旅行感。どっかの旅館とかをまるごと再現できるサイバー空間で寝る、とかだったら楽しいかもしれない。

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