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カラーの仕事と生成AI

お客様に渡す資料などは、AIに描いてもらえば、十分だと思います。感情を描けないイラストレーターはいらなくなるように、カラーの仕事も、もっと身体的な表現やアナログ的な魅力が重要になると思います。

陳腐化しない魅力しか、心が動きません。

例えば、この記事の画像は20年くらい前は「すごい」でしたが、今は「ふーん」で、価値はありません。誰でも数十秒で作れますので。

AIの時代は、江戸時代の感覚に戻って、お金のための仕事「稼ぎ」と、共同体のための仕事「お勤め」を考える必要があります。

カラーの仕事を稼ぎではなくて「お努め」にできる人だけが、結果的に稼げると思います。

逆を言えば、カラー以外で稼がないと、お努め・使命に集中できません。

AIを使って時間を生み出して、自分と向き合える人が残れるのだと思います。

また、一人ひとりのお客様が納得するストーリーを作れないと、満足してもらえません。つまり、権威がない状態なので、従えません。

「スプリングが似合います」と、同じ内容を伝えるとして、20くらいのバリエーションを持っていないと、プロとしてはやっていけないと感じます。

ChatGPTに聞いたら、プロンプトでだいぶ結果が変わりました。

どちらも30秒くらいで作成してくれました。

対面で先生に質問する時と同じくらい、生成AIとブレストする際も、聞き方と、その内側にある信念が大切だと感じました。

カラーアナリスト養成講座の内容や構成案も作ってくれるでしょうし、カラーのビジネスも変わると感じます。

ただ、本質が、「どれだけ色が好きか」によって変わる、身体的なアウトプットから感じる狂気、つまりは「その先生のオーラ」みたいなものに収斂されるのは、変わらないと思います。

そんな、「先生の話から伝わるオーラ」をテーマに、この記事のイラストを描いてみましたが、生成AIのイラストより、感情が伝わるでしょうか?

たった一人にでも、オーラ的な何かが伝わったのであれば、私は大満足です。

その1人が、私にとっての大切なお客様になり得る方で、カラーの仕事も、そんな1人といかに出会えるかです。

そのためには、やはり汗水流し時間や労力をかけて、身体的な表現をする必要があると思うのです。

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