なぜタイプ別に分類したがるのか?
パーソナルカラーは4シーズン分類から派生して、7,8,12,16分類など、様々あります。今は
「16分類で骨格別分類や顔タイプ別分類もできる」
と、色々と分類できるサービスを行うというのが、主流に感じます。
「そんなにきっちり分類できるものでもないのに、なぜ分類が好きなのか?」
という質問をいただきました。
私は単純に、「不安だから」なのかなと思います。
明日ですらどうなるか分からない中、将来を考えると不安になり、他人と比較して悩みを生み出するのが、デフォルト仕様の人間。
あの人はこういう人間。この人はこう。自分はこう。
分類することで、何らかの納得をして、不安を減らす。合っている合っていないとかなくて、自分がどう納得できるかどうか。
そもそも人種や国だって、恣意的に分けられた分類で、仮想敵や仲間を作ると、社会的な動物としては、生きやすい。
星占いもパーソナルカラーも、自分を何らかのカテゴリーに入れて理解することで、自分の世界観が作られる。地元がどこか?というのもそう。少しでも立脚地が欲しい。
世界観に沿って生きることで、選択の労力や、自分の選択が合っているかどうかを無駄に考える不安が減って、生きやすい。
同じような世界観・価値観の人と一緒にいれれば、楽しい。
逆に、違う世界観・価値観の人と一緒にいると、不安で怖い。
石器時代、戦国時代とかだったら、すぐに殺されてしまうので、周りに合わせて自分を殺す。
一人で生きるのが、とても難しい社会ゲームを生きるホモ・サピエンスにとって、分類して「何かと何かを分ける」ことが、有効なサバイバル術なのだと思います。
だから、政治もスポーツも、カラーの業界だって、様々な派閥に別れて所属して、それぞれが個性と思う生きやすいカテゴリーで暮らしている。
どんな分類も、合っているかどうかはありません。
その分類を、心地よいと思う人がどれだけいるかどうか?が、コンサルティングという相談料を頂戴して、悩み解決をするビジネスには重要です。
だからと言って「今、名乗ると有利かも」な資格をたくさん取ることにやっきになっても、資格をたくさん持っているカラーリストはたくさんいるので、差別化にはなりません。空っぽでは、お客様には選んでもらえません。
大切なのは、
自分がどんなカテゴリーに分類されるのが心地よくて、
お客様に、どんな価値観や世界観を供試したいか?
だと思います。
成功しているサロンは、その講師の世界観が好きで、来てくれるお客様が続いている状態だと感じるからです。
資格がなくても、人気サロンになってたくさんの方に選ばれている方はいますので、資格取得に莫大なお金と時間を使わなくても大丈夫です。
誰にも何も奪われない「あなた自身」に、投資してください!
カラーに挑戦する、一人でも多くの方が、素敵な時間を過ごせるよう、応援しています!