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魚藤~父・娘の二人三脚~

創業22年の魚介類販売会社。矢巾町上矢次に事務所兼作業所を構えている。
これまで飲食店へ卸売をメインでやっていたが娘の夏帆さんが埼玉からUターンした一昨年より産直での販売や小売販売にも力を入れている。

仕入れた商品をSNSで発信している
SNSは娘 夏帆さんの担当


Uターンした娘一家が岩手へ移住


娘の前野夏帆さんは夫・子ども2人の4人家族。
一昨年社長である父の中村寛さんよりコロナの影響を受けた会社経営の相談をされた際に「じゃあ岩手に戻って私やるよ!」と決断。
埼玉県出身の旦那さんも一緒に岩手に移住し、将来をみこし畑違いの生魚店で修業をしている。

Iターン岩手移住し畑違いの職種へ


仕事と子育ての両立


現在父と娘の夏帆さんが主となり動いている。取引業者は滝沢・盛岡・矢巾・花巻などにあり納品が多い時などは1日の走行距離が100㌔いく。
納品の為運転をし、作業所での作業もこなしと忙しい毎日を送っている。

夏帆さんは小さなお子さんを2人育てながら働いている。
「今の方が以前より働きやすいんです。子ども優先で仕事ができていて。
以前は子どもの事で休むという事を言いづらかったので・・・」
ワーキングマザーが通る道といえばそうだが、会社が子育てに協力的かそうでないかは母親が働くうえで重要になってくる。
実の父親だから理解があるかと思っていたが、夏帆さんが小さい頃から一緒に過ごす時間が長く、今でも一緒にいるのに苦痛がなく関係が良好だ。
お互いがよき理解者なようだ。

子育てに仕事と忙しくしている夏帆さんだが、ほっと一息タイムは動画をみたり、ドラマやアニメを見る事と、20代らしい言葉が返ってきてほっこりした。

家族と過ごす時間を大切にしている
ほっと一息タイムは動画をみて楽しむ


父と岩手移住を決めた娘家族の未来


まだ先の事になるが、いずれは店舗を持ちたいと考えている。
地域密着型で創業より事務所を構えている矢巾町でと考えている。
スタッフが常駐し、魚を目の前で捌いたりお刺身なども置きたい。
現在修行に出ている旦那さんがその頃にはお店にも立つであろう。
3人が町内で店舗を構える日を今から心待ちにしている。


                    文:ほそやまきこ

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