top18-0327-絵本12b

絵本ラフ:『ぼくはことばでできている』

イラストレーターのヤギワタルです。
書籍や雑誌で絵を描いてます。
(twitterへのリンクは→@yagiwataru

■前回までのあらすじ
絵本つくりたいなあと思いながら何もせずに過ごしてきたイラストレーターの「ぼく」。思うだけの状態から、絵本を読む状態に変化したのが2017年のことだった。だが、絵本を読むだけで何もつくらない日々がまた続き、とうとう2017年が終わってしまう…!そんな折り、「ぼく」は絵本講座が開催されるとの報告を受け、通ってみることに。そこでは絵本のラフを描いて、講師のレビューを受けるというスタイルの講義が行なわれていた…

■前回アップした絵本ラフ
第1回目の講座で描いた絵本ラフはこちら↓
テーマは「子供のころの思い出を絵本にする」でした。
絵本ラフ:『まだだれもいない」

■第2回目(今回)の話
テーマは「ものの擬人化」です。
モノに目をつければあっという間にキャラクターになるご時世ですが、
今回はキャラ化以外のアイデアを摸索しました。モノはそんなに積極的に動き回らないと思ったからです。当たり前のこと言ってますが、絵本では現実にあり得ないことがどんどん起こり、それを子どもが読んでどんな影響を受けるのだろう?という疑問がたまに頭をよぎることがあります。
そこで今回は、目をつけたり手をつけたりしてモノを動かすのではなく、モノがもし感情を抱いていたら?というところからアイデアを膨らませていきました。そんなわけでできたラフがこちら。

『ぼくはことばでできている』絵本ラフ

おわり。

■課題とか
講師の方からは「教育絵本」になりかけている。とのレビューをいただいております。知育というんでしょうか。巨匠・かこさとしさんの影響を受けてもいる自分としては、確かにその傾向があるかなとも思ってはいました。

ただ、それなら知識としては物足りないし、ことばに出会う体験としては「勉強」ぽくなっちゃってるところが残念とのことでした。
辞書じゃなくて「本」、「本棚にならんでいる本たち」というのも良いんじゃないか?なんて話もあり、いろいろアイデアは拡散していきそうです。今後どうしたら良いのかまだ検討中です…。ちなみに、前回のラフもまだブラッシュアップはしていません。良い意味で、寝かし期間です。実はもう講座は3回終わっていて、3回目のラフもできているのですが、アップが遅れています。亀時間で、また近々アップします。

コメント、スキ、サポートなんでも嬉しいです。 反応があると励みになります。