【ぶっちゃけ会計のことがまったくわかりません】4.5 「ROE」は3つに因数分解できる!

ポイント

  • 簡単に収益性をチェックする方法は「売上高利益率」

  • 「売上高利益率」は主に4種類ある。粗利率もそのひとつ

  • 企業の総合的収益性をチェックするなら「ROE」や「ROA」

  • ROE=当期純利益/自己資本×100

  • ROA=当期純利益/総資産×100


ROEを求める式

ROE=当期純利益/自己資本
  =当期純利益/売上高×売上高/総資産×総資産/自己資本
  =売上高当期純利益率×総資産回転率×財務レバレッジ

デュポン分析と言う。

「利益率が高い」ってことは、イコール「いかに付加価値の高いビジネスをしているか」の指標になる。

「財務レバレッジ」は「総資産/自己資本」と書いてあるが、「総資産(B/Sの左側の合計)=総資本(B/Sの右側の合計)」だから、自己資本比率の逆数である。

3つの因子のうち、特に大事なのが①「収益率」と②「資産の回転率」である。
実はこの①と②を合体させた指標が「ROA」。

ROAが低いのにROEが高いなら、財務レバレッジでかさ上げをしている「見せかけだけのROE」である可能性がある。


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