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1時間電車に揺られてemoを聞いたら、なんか全部どうでもよくなっちゃった

最終選考2社連続落ちの私の気持ちは誰にもわかるまい。「絶対ここで決まる!決まったら速攻金髪にして、真空ジェシカ・ガクのモノマネをするんだ!」と意気込んでいた私の気持ちなんて、わからなくていいんです。わからなくていい。

就活辛いな〜なんて言えない。私がめそめそ泣いていることも、御社に対して死ぬほど腹が立ってることも、誰も知らなくていい。誰も、知らなくていい私のことなのに、こうやって吐き出してしまうのは、私が全部悪いわけじゃないと思う。
でもなんか全部自分が悪になっちゃって、辛くなっちゃって、土日のアルバイトを「就職活動で…」と言って休んだ。午前中ずっと寝て、時々思い出して泣いちゃって、午後もずっと寝て、夜になって悲しくなって、ひとりで、笑ったりしている生活を、薄ら辛いなと感じてしまう生活を、いつまで続けなきゃいけないんだろう。

ただメンタルが弱いだけなのか、就職活動に向いてないのか。多分どっちもだ、向いてないし精神的にタフじゃない。お祈りメールがきた時、見透かされたと思った。そっちのほうが、よかったんだろうが。
将来のことが不安で辛いというよりも、今やりたいことがどんどんわからなくなっているのに、この生活の終わりが見えないことが辛くて投げ出したくなっている。いつか就活に殺されるなと思った。

逃げ出してやる。1時間電車に揺られて、従兄弟の家に来ました。お昼3時、27℃の日曜日を流れる街並みは、ピザトーストを牛乳で流し込みたいような空気を纏っていた。

殺されてたまるかよ、こういう日を私はまだ過ごしていたい。

まだ聞けてなかった新譜とか、知らなかったバンドの曲を聞いて、まだ興奮してたい。残日(Zanjitsu)ってバンド、まだ聞けてなかった。いや衝撃、本当に本当に、全部どうでもよくなっちゃったんだよ。
続けて流れるInto It. Over It.が心地よすぎる午後4時。従兄弟ん家の最寄り、生ぬるい風、夏みたいで、ひとりでいたくなかったのに、もうちょっとひとりでいたかった。

ありがたい、そういう日をまだ過ごせていること。

emoの哀愁感、それをひっくり返すハードさが好きだ。自分の悲しさを代わりに叫んでくれている。多分もっと、自分に向いてる生活があるはず。こんな生活の縛りから、逃げ出してもいい。殺される前に辞めてやる。どうせ全部どうでもよくなるんだから。

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