障害者にとって、ヲタクこそ最高のサポーター
ICTの利活用によって、
障害者のQOL(生活の質)がよくなってきている。
しかし、ICT機器を利活用するためには、
多少なりの知識が必要である。
その知識は、メーリングリストなど
インターネットを通じて得る人もいれば、
パソコンボランティアや大学などで
支援技術について、研究や支援をしている
先生方に相談する人もいるだろう。
では、そうしたパソコンボランティアや
大学の先生方とのご縁がない人は
どうすればいいだろうか。
そこで期待したいのは、
ヲタクと呼ばれている人たちの存在。
ヲタクと聞くと、
閉じこもり気味で暗いイメージを
持つ人もいるかもしれない。
しかし実際には、そんなことはなく、
ある一つのことに対して、
深い知識と情報を持ち合わせている人たちである。
ゲーム、パソコンやスマホ、アプリの開発など。
多彩に富んでいる。
そんな人たちに
「○○を教えて」
と尋ねれば、きっと喜んで教えてくれるだろう。
人は自分と相手のとの間に共通点を見つけると
心がグッと近くなる。
そこには、障害者であるとかないとか
そんなことは関係なくなってしまうのだ。
障害者の支援に携わっている人たちの中には、
パソコンやスマホは苦手という人もいて、
支援の中にICT機器を積極的に
取り入れられてないケースも多々ある。
ICT機器やテクノロジーを使わなければならない
わけではないが、使うことによって
障害者にも支援者にもメリットになることが多い。
しかし中には、支援者が使いこなせないものは
障害者も使いこなせないだろうという
勝手な思い込みがあるのかもしれない。
そうした支援者の人たちには
ぜひヲタクと呼ばれている人たちの力を借りて
障害者のQOL(生活の質)のアップに
つなげてほしいものである。
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