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#378 老人ホームでいきがいの選択【選択の科学より】

こんにちは
ヤギです

一昨日の続きでもあります。選択の科学を読んで感じたことをお話していきます。今回はいきがいについての調査になります。

前回の記事も読んでいない方はおすすめなのでぜひ読んでください!

選択権のありなしについて

ある老人ホームで
ひとつのフロアでは、一人ひとり鉢を配り、世話は施設の人がやると伝え、木曜か金曜に映画を上映するので決まったら連絡すると言い、他の入居者とおしゃべりをしたり、本を読んだりテレビを楽しむことが許されていると。
入居者にはある程度の自由はあるが健康については施設が管理するとのこと。

そして別のフロアの入居者さんには一人ひとり好きな鉢を選ばせ、自身で世話をするようにと伝えた。映画は木曜か金曜のどちらでも参加をしていいと伝え、お互いの部屋を行き来しおしゃべりテレビ読書など好きなように時間を過ごして良い。皆さんの人生だからどんな人生にするか皆さん次第と伝えた。

で、各フロアで別のことを伝えたが、それぞれどうようのサービス、介護を行った。

結果です。

3週間後に各群を比較したところ
選択の自由度が大きい入居者は、そうでない入居者に比べて満足度が高く、生き生きして他の入居者との交流も盛んだった。3週間というこの短期間にも「選択権なし」の集団では、入居者の70%以上に身体的な健康状態の悪化が見られた、これに対し「選択権あり」の集団では90%以上の入居者の健康状態が改善した。

選択の科学 p.45より引用

選択の自由

選択肢がありすぎるというのもよく問題になっています。が、反対に選択肢がないとこうも身体に影響があるのかと改めて考えさせられる実験結果でした。

僕は高齢者施設を出入りしていたので少し事情はわかっています。確かに入居してすぐに体調が悪くなり入院してしまう方もいました。もちろんいろんな要因はあるでしょうが、以前いた施設は鳥かごでした。つまり過度なコロナ対策のため入居者は部屋の外に出れなかったんですね。

今までは自宅で生活していて好きなときにご飯を食べて好きなときに散歩してなど自由に生活ができていたにも関わらず、施設に入った途端、あれはダメ、これもダメ…
となってしまってはそりゃ選択権も0になったと思いますよね。

選択肢を与えていますか?

ここから学ぶべきことは自分も他人にしたいして選択肢を0にしていないか?ということです。

会社で部下にChatGPTのように指示しかしていませんか?
自分で選択できるように指示していますか?

過去の僕は特に反省が必要です。
なぜなら0−10まですべて指示していたからです。
当時の部下には申し訳ないことをしたと今でも思っています。
僕の勉強不足が原因で彼の成長を止めてしまったから。

選択肢といきがいこれについても本書を読んで考えることがありましたので少し書いてみました。まだうまく言葉にできない部分も多くあるのでまたまとまりましたら記事にしていきますね!
一緒に学んでいきましょう。

また、高齢者や子育てなどで選択肢を与えなかったから失敗したことありましたらコメント欄にてシェアしてください!
ココ最近も多くのみなさんからコメントいただき嬉しいです!
ありがとうございます。みなさんからのコメントから更に考え学びにつなげられています。これからもよろしくお願いいたします!

以上です
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに
ではまた

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