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#376 子供の死を判断できますか?【選択の科学より】
こんにちは
ヤギです
先日ある記事を書いていて、そのときにふと思い出したことがあります。それがどこかの本で今の考えの答えになりそうな部分を読んだな…
どれだっけ?と思い返し本棚を漁っていて書かれていた文章を発見しました。今回はそのことをもとに記事を書いていきます。
ちなみにそう考えるきっかけになったのは介護の問題のことです。
まだ読んでいない方はこちらからどうぞ。
で、今回の記事では何を言いたいかと言うと、
死の判断を迫られたときにどう考えればいいのか?
ということです。両親の死を選べますか?という問いに対してふと”選択の科学”の内容を思い出しました。
ぜひ一緒に考えてみてください。
※内容が内容ですのでもしかしたら有料にするかもしれません。ご了承ください。こういったことをあまり考えたくない方はここで戻るを押してください。
選択の代償
わが子に延命措置を施すか否か。施せば、重い障害が一生残ることになる可能性が高い。その選択を自分でした場合と医者に委ねた場合との比較調査から考える。
というわけで例題です。
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あなたには早産で生まれた赤ちゃんがいます。
二七周目に900グラムで生まれ脳内出血をしていて危篤の状態。集中治療室で人工呼吸器をつけて生命を維持している状態。
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ここから3つのシナリオに分かれます。それぞれの意見を教えて下さい。
シナリオ1
医師はこのまま危篤の状態が続けば脳に障害が残り、一生寝たきりで喋ることも歩くことも意思疎通もできないだろうと宣告された。人工呼吸器を外し死なせてあげることが赤ちゃんにとって最良の選択であると考えた。
そして延命治療が中止になった。
つまり医師からの情報はなしに(一方的に)最終判断は医師が行った
シナリオ2
あなたは医師からこの自体を踏まえて考えられる2つの方針について説明を受けた。延命を続けるか、人工呼吸器を外して治療を中止するかどうか。
そしてそれぞれの説明を医師から受けた。
治療を受けた場合赤ちゃんが亡くなる確率は40%、生存確率は60%だが、生涯寝たきりで歩くことも意思疎通もできない。
医師らは熟考し死なせてあげることが最良の選択だと判断した。
つまり医師からの情報(説明)はありで、最終判断は医師が決定した。
シナリオ3
今回の選択は医師から説明をしっかり受けたうえであなたが最終決断を行います。
つまり医師からの情報(説明)があるうえで、あなたが延命を続けるかの判断をする
さて、みなさんなら3つのパターン別で想像してみてください。
迷いなのか
怒りなのか
自分の判断が正しいと思えるか?
医師に最終判断をしてほしいと思っているか?
いかがでしょう?
3つのシナリオをまとめるとこんな感じです。
医師からの説明 なし 最終決断 医師
医師からの説明 あり 最終決断 医師
医師からの説明 あり 最終決断 あなた
アメリカとフランスの場合
重症の子どもの延命中止に関し、アメリカでは親が判断をくださないといけないそうです。しかし、フランスでは親がはっきり異議を唱えない限り医師が判断を下すとのことです。
調査をしていった結果、どちらの群でもこころを痛めています。ですが、フランスの方が「こうするしかなかった」と確信を口にし、アメリカの方より「こうだったかもしれない」、「こうするべきだったかもしれない」という人は少なかったとのことです。
フランスの親たちは誰一人として自分や医師を責めなかった。その上、決断を下すのは苦しいだろうと医師を尊重する姿勢もあったとのことです。
自分の判断
自分が選択者になった場合、判断に対する確信は強かったにも関わらず、つらい気持ちを人一倍感じていたという結果も出てたということです。
では、これまでの文章を読んで皆さんはどう考えますか?医師が良い悪い、アメリカやフランスが良い悪いというわけではありません。
自分がその立場になったらどうするか?
これを考えておくと子供ではなく両親の延命についても考えが少し変わるのではないでしょうか。
個人的な意見を言わせてもらうと
2の医師からきちんと説明を受けたうえで医師に判断してほしい
と、今はそう思っています。ですが、当事者になれば当然、感情が入ってしまうとこうした決断もできなくなる気がしています…
難しいよね。
よかったらコメント欄にてみなさんのご意見を教えて下さい
書籍を読みたい方はこちらからどうぞ。
明日か明後日に別の章を取り上げ記事にしますのでそちらもお楽しみにしていてください。
以上です
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに
ではまた
こちらの記事では”いきがい”についてお話しています。
あわせて読んでみてください!
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