作文:ツチノコを見つけたこと
4年3組 いーじー
今日ぼくは、ひとり野球をしていました。
なぜかと言うと、ひとりだったからです。
第一球目を投げるときに、
バットを持ちながら投げました。
投げたボールに追い付いて、
満塁ホームランを打つつもりでしたが、
間に合いませんでした。
もちろん塁には誰もいませんでした。
ボールは草むらへ行きました。
野球の終わりは、
かくれんぼの始まりでした。
「ボールどこだ?おーい、ボール君。」
僕は恥ずかしがり屋のボール君を探しました。
「出てこないとガスコンロの上で…」
そう言いかけたとき、
草むらから鳴き声がしました。
ワンワンワン
いや、ちょっとちがう。
ワンワワワンワン
そこには段ボールに入れられた
犬みたいなのがいました。
僕は、ボールが段ボールになって、
面白いと思いました。
ボールと段ボールって。ぷぷぷ。
犬はお腹が減っている定にしました。
さらには、
ニホンオオカミを見つけた定にしました。
おばあちゃんに一握りだけ持たされていた、
ポケットのベビースターを少しわけました。
美味しそうに食べていましたが、
よくよく見ると、ニホンオオカミは、
後ろ足が動かないようでした。
僕は、やっぱりツチノコの定にしました。
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